活動報告

「スポーツに取り組むジュニア世代の、健やかな成長を見守りたい~みんなの輝く未来のために~」を開催しました

10月24日に「スポーツに取り組むジュニア世代の、健やかな成長を見守りたい~みんなの輝く未来のために~」と題してのオンライン講演会を開催しました。60名以上の皆さんに参加いただきました。

当日は以下の6名の講師の皆さんにお話しいただきました。

第一部 アスリート育成の現場から

① 萩原 美樹子 さん
女子バスケットボール元オリンピック代表(アトランタ五輪)、元WNBA選手、U-16、U-18、U-19女子日本代表ヘッドコーチを歴任、現東京羽田ヴィッキーズヘッドコーチ

「指導者の立場から」

② 小林 あか里 さん
マウンテンバイク、ユース、ジュニアの部で全日本選手権3連覇、スイス・エイグルのWorld Cycling Center MTBチーム所属、信州大学経法学部2年生

「ジュニアアスリートとして」

③ 小林 可奈子 さん
MTBクラブ安曇野 主宰、マウンテンバイク元オリンピック代表(アトランタ五輪)、2017年全日本選手権優勝

「ジュニアアスリートを支えるということ」

第二部 医療的支援の現場から

① 大内 久美 先生
亀田総合病院生殖医療科, 日本スポーツ協会公認スポーツドクター

「婦人科スポーツドクターからのメッセージ」

② 中村 千鶴子 先生
信州大学医学部附属病院小児科医師

「小児科での診療経験から」

③ 師田 悠 先生
信州大学医学部附属病院小児科医師

「信州大学小児科ジュニアアスリート外来設立について」

以下が参加者の感想抜粋です。

・実際の経験をもとにしたお話で心に響きました。プロの領域でも多くの課題があることがわかり、情報が届きにくい一般の方々への情報提供は今後かなり重要になってくるのではないかと思いました。

・直接おうかがいすることがなかなかない、大変貴重なお話でした。どの方のお話もとても心に残りました。当事者目線と保護者目線、コーチ目線とが揃った場というのは珍しいのではないでしょうか。子供達の今と将来への真摯な思いを感じました。

・今日の講演で栄養と睡眠が基礎にあることがよくわかりました。

・なぜ信州大学医学部附属病院で当該外来が開始されるのかといった、現在のスポーツ現場の背景、問題点がよくわかりました。

・幼少期からの運動習慣や食習慣というものが、その後の選手育成にも関わっていると思いました。また、(親)を巻き込んだスポーツの機会がとても有効であると気づかされました。さらに指導者などの選手を身も守る側の立ち場では、選手の心情・行動の変化に関与する可能性が高いことを心に留めておきたいと思います。

・保護者が正しい知識をもち見守らないと子供達を守れないと感じています もっとこういった講演や正しい知識 適切な対応を家庭 組織 医療全てにおいて重要視していかなければならないと思いました

・骨密度低下のメカニズム、低用量ピルの使用例など、今後スポーツに関わる際の具体的なアドバイスをイメージすることができた。大変わかりやすく、ためになった。

・スポーツ外来の設置はとても興味深かったです。スポーツで頑張っている子たちの栄養や体調のサポートは高校生の私からしたらありがたい話で、今までどこに相談すればいいのか分からなかった人も多いと思います。 スポーツ外来の受診をきっかけに体調不良の原因が分かったり、今まで聞きづらかった生理などについて気軽に相談できたりするのはすごく良いなと思います。

・まず初めに「どのレベルでも楽しんでもらいたいという願いを込めて設立した」という点に大変感謝いたします。地域でサポート活動する方も大勢いらっしゃることを知っていただき、啓発活動への繋がりを持っていただけたら大変心強いですし、子どもたちの健康をサポートしていけたらと思います。

・代謝に関連したアスリートの病気と治療に関して大変学びになりました。特に女性アスリート特有の無月経は話で聞いたことがあるものの、しっかりと学んだことがなく非常に有益な情報でした。

・子どもと親が一緒に正しい知識を得て、安心安全なスポーツライフを送れるようになっていければよいなと思いました。先生方がスポーツやスポーツをする人に対して思い入れをお持ちのように感じたので、より興味深く拝聴することができました。