活動報告

第2回『深志課題探究ゼミ2021』をオンラインで開催しました。

第2回目の松本深志高校1年生を対象とした『深志課題探究ゼミ2021』を10月23日(土)にオンラインで開催しました。松本深志高校から40名、信州大学医学部医学科地域枠1、2年生22名が参加しました。


テーマ:生命倫理

講師:信州大学医学部保健学科 玉井眞理子 先生

講演の後で、主にAID(第三者の精子提供による人工授精)についてグループ討論を行いました。

以下が講演の感想抜粋です。

・生命の重みを再確認し、改めて向き合うための良い機会だった。

・鬼滅の刃で生命倫理学を楽しく学んだり、AIDを身近に感じられるようなレクチャーだったり、知らないことを知れて嬉しく思います。

・惹きつける工夫のある話ばかりだったなと思います。結論が出なくてもこうして考えていくことが大切だと感じました。

・一見特に問題がないようでも、生命倫理の観点から考えると意外と大きな問題になってしまうこともあるということがよくわかった。

・不妊治療の倫理的問題について考えさせられた。Twitterや海外で精子提供を受ける場合があること、生まれた子供への情報提供、父母の想いなど、さまざまな観点から不妊治療の是非を考えることができてとても有意義な時間だった。

衛生面を考えても日本は更に不妊治療に関する法律や設備、精子提供へのハードルを下げるべきであり、ドナーの守秘義務と出自を知る権利が拮抗する部分についても向き合ってルールを作り上げていくことが求めらると思う。

・不妊で悩んでいる人がいて、第三者による提供という選択肢もあるが、それで生まれた子供が遺伝上の親を知る権利を認めるか認めないかなど、問題もあることがわかった。

不妊で悩み、第三者による提供によって子供を得ることを決めた夫婦にもっと周りが理解を持つような社会にならばいいなと思った。

・大人になった時に賢明な判断ができそうな、深い話が聞けました。

・子供ができるということは、簡単ではないことを改めて感じた4時間でした。子供が欲しくてもできない夫婦の方達がたくさんいること、少しでも人の役に立ちたいとドナーになる人が年々増加していることなど沢山学ぶことが出来ました。

・AIDの問題は法的なことだけでなく、倫理的な問題を多く含み今後さらに議論が必要であると学んだ