信州大学は、松本キャンパスに人文学部、経法学部、理学部及び医学部、長野(教育)キャンパスに教育学部、長野(工学)キャンパスに工学部、伊那キャンパスに農学部、上田キャンパスに繊維学部の8学部を有する総合大学です。1年間、松本キャンパスで共通教育を受けた後、2年生から各地の学部で学びます。全学協力体制のもと共通教育を実施する組織が全学教育センターです。

共通教育は、「基盤系」「教養系」「専門基礎系」から構成されています。基盤系は、学問形成に不可欠な基礎・基本的な知識の習得・能力開発を目的としています。教養系は、社会人として必要な幅広い教養の修得、問題解決能力・探求力の開発を目的しています。信州の豊かな自然に触れられるフィールドを生かした授業もたくさん開講されています。専門基礎系は学部専門につなげるための知識や能力の修得を目的としています。また、地域と連携した授業が開講されています。

全学教育センターでは教員が副担任となり、共通教育カリキュラム等に関する新入生ガイダンスを行い、各学部の担任と協力して修学支援にあたっています。さらに、学生相談センターのカウンセラーによる支援も充実しています。

共通教育第1講義棟4階テラスからの北アルプスの眺めは素晴らしいものがあります。春には桜が咲き、淡緑の山々の背後に残雪が残る姿、夏には濃緑の山々と、秋には紅葉と調和し、降雪の季節には澄んだ空気の中にその雄姿が現れます。1年間はあっという間ですが、豊かな信州の自然の変化を楽しみ、しっかり学び、地域へ、そして世界へ躍進しましょう。

各学部と緊密に連携し、全学的な見地から共通教育に係る教育課程の企画及び円滑な実施を図るとともに、本学が掲げる高度専門職業人養成の教育目標を達成するため、学部一貫教育を前提に研究開発、企画及び支援を総合的に行うことを目的とします。