大学院理工学系研究科 機械システム工学専攻 中村雄太さんが自動制御連合講演会で優秀発表賞を受賞

  日本機械学会、計測自動制御学会、システム制御情報学会の共催で開催された第５６回自動制御連合講演会にて大学院理工学系研究科　機械システム工学専攻 千田・池田研究室　修士課程２年　中村雄太さんが「収穫物上部の計測データを用いたカルマンフィルタによる地表面変位推定の検証」について研究発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。
  前記講演会では、自動制御技術に関連する３７４件の研究発表が行われ、そのうち１１件が優秀発表賞として表彰されました。
  中村さんの研究発表は、ホウレンソウ自動収穫機械において、収穫対象物であるホウレンソウの地表面の位置を、ホウレンソウ上部から精度良く推定するための方法を提案したものです。

  ホウレンソウ畑では、ホウレンソウが生育している領域ではホウレンソウ自身が障害物となるため、変位センサなどで地表面位置を直接計測することは困難です。そこで、２次的なセンサ情報とカルマンフィルタによる信号処理によって精度良く位置推定を行います。
  このような技術は、現在開発中のホウレンソウ自動収穫機械に応用されます。