2014.05.26 【 CST 】
開催日時:5 月24 日(土) 16:00 ~ 21:00
場所:信州大学教育学部
「5月24日にきりん座流星群の突発出現が予報されてます。リニア彗星を起源とする流星群で,出現数は1時間あたり50~200 個と予想されています。ただ,2004年に発見された彗星の塵による流星群なので,まだ一度も観測されたことはありません。実際に見られるかは当日までわからないのが実情ですが,もし見ることができたら派手な流星群になる可能性があります。」
ということで,研修会に参加しました.講師は長野県環境保全研究所の田中先生です.先生は気候変動適応策の研究に携わりながら,天体観望の支援もされています.CST研修会でも長年天文講座の講師を務められています.いろいろな経験談を交えたトークは受講者の方に人気があります.
今回は,きりん座流星群の突発出現が予報されていましたので,ウェザーニュー
ズ社のきりん座流星群の米国・日本のライブ中継を流しながら始めました.と申
しますのも,きりん座流星群が活溌になる時刻は16時付近ということで日本では
まだ明るいためです.米国の2ヶ所のサイトからのライブ中継がありました.
田中先生の話の間にもライブ中継の画面がプロジェクターに映し出され,歓声が
Web画面からわき上がっていました.
長野も19時には暗くなり,望遠鏡を4台信州大学教育学部西校舎の屋上に持ち出
し星空観望会が始まりました.まず見つけたのが木星,西の空にくっきりと見えました.次に赤く輝く火星が天頂付近に見えました.東南東の方向には土星がが見え,それぞれ天体望遠鏡でとらえました.土星の輪,木星の縞も見えました.木星の右下方の雲の切れ間に水星が見えました.確かに欠けているのがわかりました.内惑星である証拠です.たまには,望遠鏡を持ち出して星空や惑星をゆっくり眺める余裕を持ちたいものです.
秋にもCST天文研修会が信州教育学部ゲストハウスに泊まりながら1泊2日の日程で企画されています.3000円程度の宿泊費で利用できます.ゲストハウスの空き部屋数は残りわずかになりました.希望者はお早めにお申し込みください.CST研修会問い合わせ先:CST事務局近藤様(cstedujm <cstedujm@shinshu-u.ac.jp>)