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理科教育ブログ

信大生の声_理科の教師を目指す

2013.05.16 【 キャンパス

「教育って、なぜするの?」「理科はどうして学ぶの」…そのようなことを自分の中で悶々と考えたり、他の学生と話し合ったりして教育学部での生活を過ごしています。その中でいつからか思っていたことが明確になっていきました。「私が教師になったら、子どもたちが自分の好きなことを見つけ、夢を持ち、一生懸命になれる手助けをしたい。」

私は、中学校2年生から高校生の頃、夢や目標を持って、部活に一生懸命取り組んでいました。思い返せば、その時代が自分を成長させたかけがえのないものだったと気付きました。そこには、私が出会った先生がいて、先生の教えや先生が整えてくれた環境のおかげで、今の私がいます。

この経験から学んだことは、子どもにとって、興味関心を持つことができる「出会い」がとても大事であり、それを少し手助けしてもらうことで、子どもにとってその興味関心が何倍にも大きな原動力になり、人生を左右するものになるだということでした。その手助けを一番近くでできるのは、一緒に過ごす時間が多い教師であり、保護者だと思います。

「どんな教師になりたいかな」と考えていたとき、ぱっと思い出されたのは、中学の頃の「理科」の先生でした。やはり子どもは、先生の影響を受けやすいのだと思います。私は、その理科の先生の授業が、とてもわかりやくすく、とにかく「楽しい」と感じました。一番覚えているのは、教室の中で温かい空気と冷たい空気の流れを見たことです。「こうやって空気が動いていて、風が起きたりするのか…」あの時の感動、そして「おもしろい」という感覚は、今でも覚えています。「あのおもしろかった理科の先生のようになりたい。」最初は、そんな些細なきっかけで理科の教師を目指すようになりました。

それから大学に入学し、専門的に「教育」や「理科」について、学ぶようになり、理科は生活に根付いていて、「生きる力」を育む、とても大切な教科だと学びました。

このように私が理科教師を目指すようになったのも、子ども時代にさまざまな出会いや経験をしたからです。教師は、良い意味でも悪い意味でも、子どもに大きな影響を与えます。子どもには、無限大の可能性があり、いろいろな道があることを感じてほしいです。教師の役目は、それをただ言葉で教えるのではなく、子どもが身をもって感じられるように手助けすることだと思います。私は、そのようなことができる理科教師になりたいと考えています。

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