2007年度以前

調査の目的

1. 調査の目的

信州大学人文学部(大学院人文科学研究科)では、現在「信州大学人文学部卒業生(修了生)の生活と意識に関する調査」をおこなうことを計画してお ります。この調査は、卒業生(修了生)の卒業(修了)後の生活(特に職業生活)と意識を明らかにすることで、今後の人文学部の教育研究のあり方を探ること を目的としています。
近年、フリーターやニートに代表されるように、若者の就業のありかたが大きな問題となってきております。こうした状況下、就職後の職業生活を見据えない 大学教育に対しては疑問が投げかけられるようになり、スムーズな職業生活を送るために大学が積極的に役割を果たしていくことが求められるようになってきま した。
このように、大学に対して求めるものが変化している中で、信州大学人文学部では、人文学部の教育の利点を生かしつつ、どのようにして学生をスムーズに卒業後の生活に向かわせることができるか,調査検討のうえ一定の指針を得たいと考えております。
こうした問題意識のもとで本調査では、人文学部卒業生(研究科修了生)の方々の卒業(修了)後の職業生活や社会生活について伺うことで、人文学部の教育研究のあり方を検証しあわせて将来への方策・展望を探る所存です。具体的には、
(1) 卒業生(修了生)の職業経歴
(2) 大学での教育と職業との関連・つながり
(3) 就職活動の実態
(4) 卒業生の立場から大学や学生に求めるもの

を中心におたずねします。
そして、この調査によって明らかにされた知見を、人文学部における教育研究をさらに改善してゆく上での貴重な資料として積極的に活用させていただこうと考えております。具体的には、
(1) 就職指導の際の資料
(2) 授業、カリキュラム作成の際の参考資料
(3) 学生自身への情報提供(職業意識の形成、就職活動のための参考資料)
(4) 入学希望者への情報提供(広報)等
に活用させて頂きます。

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