2007年度以前

2005年度後期研究室報 (2006/2/1発行)卒業生のことば2

Mさん
大学を卒業するにあたって、これまでに感じたことを振り返りたいと思います。
この一年間は特に卒業論文に力を注いだ一年でした。そこで、自分自身の反省をもとに、僭越ながら、これから卒業論文を書く皆さんに3つのアドバイスを書き留めたいと思います。
①ラポールは大切に
卒業論文で調査を行う人は、ラポールを早い段階から築いておくことをお勧めします。面識のない相手にいきなり頼んで、調査を引き受けてもらうことは難し いことだと思います。ボランティアとして関わる、実際に調査対象機関に足を運ぶなど・・本格的に調査を行う前に、事前に何らかの接触をしておくことは大切 です。少しでも知っている人と、まったく知らない人とでは、調査を受ける側の対応も大きく変わってくると思います。
②人に卒業論文を見てもらう
4年生にもなると、学校に来る機会は減ると思いますが、こまめに(一ヶ月に一回くらい)学校に足を運んで、先生方に卒業論文の指導をしてもらうことは重 要です。自分の書いた論文を客観的に見てもらい、助言をもらうことで、考えがまとまるだけでなく新しい発想が出てきます。一人で書いていると、論調が偏っ た方向に走ってしまったり、どうにもならない行き詰まりを感じてしまいます。その点、人に見てもらうことは良いこと尽くめです。また、学生同士で論文の見 せ合いをするのもいいと思います。
③執筆体制は万全に
論文の検索の仕方、本の取り寄せ方、論文の引用の仕方など、執筆のために押さえておくことをおろそかにしていると先に進めません。些細なことにつまづい て、執筆意欲をなくしてしまうとしたら、それは悲しいことです。特に論文の引用は、執筆途中にマニュアルにない引用に出くわしたり、と結構ややこしいで す。自分で調べるなり、人に聞くなり、早いうちに執筆体制を整えておきましょう。
少しでも参考になりましたら幸いです。
後になりましたが、お世話になった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。社会学で過ごした3年間でとても大切なものを学びました。優しく指導して下さっ た先生方、親切な先輩方、頼もしい後輩の皆さん、そして一緒にここまでやってきた同期の皆さんと、貴重な時間を過ごせたことをとても幸せに思います。あり がとうございました。

Yさん
どうも、「今日も赤いね」Yです。
早いものでもう卒業まで残りわずかとなってしまいました。以前はもう、早く卒業したくて、早く社会に出たくて仕方なかったのですが、4年生になってからはそんなこと1mmも思ったことはありません。ずっと学生のままでいたい・・・そんなことばかり考えています。
大学を卒業するということはもちろんなのですが、ここ松本を離れることがとても寂しいです。松本に対する愛情を、離れる日を間近にして強く感じていま す。夏の暑さも、紫外線の強さも、夏大好きな私には苦になりませんし、冬にはいくら周りの友人が凍えていようとも、雪国育ちの私には問題ナシです。雪が降 らないだけで天国、寒けりゃ温泉があるじゃないか、といった具合です。一生の友(になると自分では思っているんだけど)に出逢えたのも松本、初めて親元を 離れて、4年間も暮らした土地に愛着を感じずにはいられません。ほかにも、仲良くなったお店や美容院の方たち、バイトでお世話になったおじさまなど、縁 あってたくさんの素敵な人たちに出逢うことができました。
卒業を目前にした今、実に自由な日々を送っています。もう体が察知しているのか、いくらしつこく目覚ましをかけても朝起きることができません。4月から が思いやられます。散歩したり、コーヒー飲みに出かけたり、音楽聴いたり、ラジオ聴いたり、たまに掃除したりしています。引越しの準備をしなければならな いのですが、どうも面倒なことは・・・。お手伝いしてくれる人募集中です。そしていらない家電や家具をもらってくれる人も。どうぞYまでご一報下さい。
卒業するまでにやりたいことはたくさんありますが、まだ何一つとして実行に移していません。とりあえず卒業旅行に行きたいです。飛行機怖いのを我慢して でも海外に行きたいです。松本城の中にもまだ入ったことがないので入りたいです。あと最近ひそかに韓国語に興味を抱いています。決してヨンジュンさんの影 響ではありませんが。とにかく、もう少し誰かの心を動かしてから松本を離れたいと思っています。
さて、卒論ですが、その評価は別として、何とか書き上げることができました。大変ではありましたが、書く過程の中で、たくさんの方々の温かさにふれ、こ のテーマを選んでよかったと思うことができました。2、3年生の皆さんは卒論に対して色んな不安を抱いているかもしれませんが、大丈夫。まじめにやればい いこともあります。そして自分の興味のあることについて研究することは、楽しみも大いにあります。頑張ってください。
卒業後は、地元に帰り、長野市で就職することになりました。というわけで、松本も行動の範囲内です。またちょくちょく遊びに来ると思いますので、皆さん見かけたら声かけてください。そして飲みに行きましょう。
お世話になった村山先生、渡邊先生、本当にありがとうございました。そして研究室のみんな、ありがとう。今度会うときにはもうちょっと大人の女になっていたい。Yでした。

Mさん
卒論の出来の悪さに懊悩しつつ内定先の課題をこなす日々です。こんにちは、Mです(やまちゃんのパクリ☆)(そしてやまちゃんに今日も赤いねっていっつも言っているのは主にM?)。
早いもので学生生活も残すところあと僅かとなって参りました。私が信大に籍を移してまだ2年も経っていませんが、前の学校にいたときよりも確実に高密度 で、こちらに移ってきて本当に良かったと思っています。ひょっこり研究室に紛れ込んだ私を受け入れてくれた4年生の皆さん、本当にお世話になりました。大 好きです。頭が上がりません。卒業後も会いたいです。夏休みに研究室でエディティング、コーディング、入力作業を一緒にやった2、3年生の皆さん、不躾な 召集メールにもかかわらず、嫌な顔ひとつせず連日研究室に集まって頂いて本当にありがとうございました。本当は私がメールをしたところで人に来てもらえる のかすごく不安でした。他の4年生よりも2、3年生とちょっと仲良くなれて嬉しかったです(ところで●上さん、●竹さん、スキーのときはほんとすみません でした!)。
前の学校にいた時には、友達と飲みに行くとか、花火をするとか、スキー合宿に行くとか、そんなことはあまり考えられないことで、私にとってはひとつひと つがおっきなイベントでした。別に友達がいなかったわけではなくて、それがその学校の普通の感覚だったんですよ。大学なんてどこに行っても一緒だとか、都 心の大学の方が良かったかも、なんて言葉をちらりほらりと耳にしますがそんなことはありません。マージナルなポジションだからこそ分かることですが、ここ にはここにしかない空気感があります。私はそれが大好きです。2、3年生の皆さん、どうかそれを大切にしてください。
また、村山先生、渡辺先生には授業関連以外にも大変お世話になりました。村山先生には飯山調査の帰りに映画のお話をして頂いたことをきっかけでビデオを お借りしました。しかもオリジナルとリメイク版の2本立て(!)また映画の見方を教えてください。渡辺先生とのプログレッシブ・ロックやテクノ、小説等々 のトーク、大変勉強になりました。今度KING CRIMSON買いにいきます(それにしてもブラッドベリが性格悪いという話はショックでした。なんてこ とだ)。
ところで、Mは来年度より金融業会に就職することになっています。東証のシステムダウンやらライブドアショックやらで、早速気持ち的に滅入ってはいます が(投資ブームに便乗しようと思ったのに…!)仕方のないことです。勤務地は日本全国どこになるのか今現在全くもって分かりませんが、おそらく TECHNOPOLIS☆TOKIOになるかと思われます。パーキンナウ。諸事情により4月一杯は一切音信不通となりますが、5月以降にもし東京にいらっ しゃることがありましたら、ぜひぜひ一声掛けてみてください。

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