2007年度以前

社会学通信 2号

こんにちは。社会学っていう学問はよく何やっているかわからない学問だといわれます。私も1年生の時はよくわからなかったのですが、2年生になって社会学にもいろいろ種類があることを知りました。
では、社会学研究室の説明をしたいと思います。社会学には2人の先生がいて村山先生からは地域社会学、渡邊先生からは数理社会学を教えていただいていま す。まず、村山先生の授業の説明をします。村山先生の持っている授業で2005年に開講された授業は、社会学概論・行動科学演習Ⅲ・社会調査実習Ⅰ・社会 調査法です。社会学概論は前期に社会学の成立や展開、理論と方法などを教わりました。後期は家族社会学や社会階層について教わりました。社会学概論では社 会学について幅広く教わります。行動科学演習Ⅲはゼミ形式で前期は担当の文献を読んで発表するものでした。後期は一人もしくは二・三名で自分たちの選んだ 町や村について発表するものでした。自ら役場などへお話を伺いに行くなど貴重な経験ができました。社会調査実習Ⅰでは社会調査の仕方、統計的検定の仕方な どの基礎を学びます。前期の最後には2つの班に分かれて調査・検定をし、発表しました。社会調査法では社会調査がどのように発展してきたか、社会調査の多 様な方法、社会調査という観点からの行政や諸機関による調査などを教わります。次に、渡邊先生の授業の説明をします。渡邊先生の持っている授業で2005 年に開講された授業は、行動科学演習Ⅲ・社会システム論・行動科学特殊講義Ⅲ・社会調査実習Ⅲです。行動科学演習Ⅲはゼミ形式で指定された文献から興味の ある章を選んで、パワーポイントを使って発表します。私はパワーポイントをはじめて使ったのがこの授業でした。コメンテーターが置かれるので、発表に慣れ るいい機会になりました。社会システム論は授業の内容は難しいと思うことが多かったのですが、水俣病などの自分の知っていることには興味を持って聞けたよ うな気がします。行動科学特殊講義Ⅲでは、ブール代数アプローチの方法と応用可能性を講義する授業です。中学の時に習ったド・モルガンの法則などを使った りしますが計算自体はそんなに難しくは感じませんでした。最終レポートではなにかデータを使ってブール代数分析をするというものでしたが、教科書のように きれいに結果が出ず苦労しました。社会調査実習Ⅲでは、今年は穂高の調査を行いました。班に分かれての作業が多く、班ごとで調査に行ったりレポートを書い たりしました。調査の仕方などが具体的にわかって貴重な体験でした。
このように、2人の先生から教えていただくことはそれぞれ違って魅力があるものです。どっちかの先生につく事をしない社会学は特徴的だといえます。やる ことが多くなるという人もいるかもしれませんが、私は1年で両方のいいところを知ったので両方学べてよかったと思っています。

2年生 Iさん

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