2007年度以前

社会学のお薦め本(学生編)

中谷彰宏 2001 『大学時代出会わなければならない50人』 PHP文庫

(3年Y君)
この本に限らず、中谷彰宏の本は面白いものがたくさんあります。いろんなことを勉強しよう・時間を大切にしよう ということを中谷彰宏はどの本でも言っています。しかしそれは押し付けがましく説教をたれるタイプの文章ではなく、独特のリズムとユニークなエピソードで 自然にメッセージが伝わるように書かれています。そのなかでも『大学時代で会わなければならない50人』は中谷自身の学生生活が描かれていてとても面白く 読むことができます。すぐ読めて面白い。しかもやる気が湧いてくる。お薦めです。


立花隆 2000 『東大講義 人間の現在① 脳を鍛える』 新潮社

(3年Y君)
ポール=ヴァレリーから悩の膜電流を求める公式まで、さまざまなトピックが紹介されています。
エントロピーとかパリティが保存されないとか面白い話がいっぱいで、一章ごとに読者の知的好奇心が刺激され、満たされていきます。さらに大学のあり方と か、大学での勉強とは何か?といったテーマも書いてあるので1年生にはぜひ読んでもらいたいと思います。ぼくは1年生のころ、徹夜でこの本を読みました。


森下信也 2000 『社会学がわかる事典』 日本実業出版社

(3年i君)
社会学における様々な研究テーマが載っています。どんなことができるのかという事も多少はわかると思うので、社会学を始めるのなら見ておくといいかもしれません。


(3年Kさん)
専攻を決める前に読んで、社会学には色々な分野があることをはじめて知るきっかけになった本です。


(3年K君)
今まで社会学で考えられてきたことが非常に分かり易く、また、面白く書かれている。一番後ろに索引があるので使いやすくもある。一通り読めば社会学の全体像を掴むことができる。


(2年mさん)
社会学で取り扱う問題について幅広く言及されている。身近な例が挙げられ、文章も難しくないため、たいへん読みやすい。社会学用語の解説もあるため、ちょっとした辞書代わりにも使える。社会学の入門書である。


(3年N君)
社会学のさまざまなトピックをわかりやすく解説してくれているので、何も知識のない人でも面白く読めると思います。


(3年Oさん)
社会学を難しく考えてしまいがちですが、本当にわかりやすく書かれています。あらゆるテーマについて書いてあるので、役に立ちます。また問い形式で書かれているのでひきつけられて読んでしまいます。ただ、内容をわかりやすく書かれているので、物足りないかもしれません。


(2年Z君)
社会学とは何か?」という疑問に関してこの本では分かりやすく説明されています。また社会学の理論(行為・集団・階層・相互作用など)や、宗教・結婚・ 犯罪といった(本書で扱っているものをすべて挙げるときりがないので…)様々な○○の社会学について解説されており非常に読み応えのある本です。


中野秀一郎編  1996 『ソシオロジー事始め』 有斐閣ブックス

(3年K君)
メディアやジェンダー、家族、福祉、社会階層など幅広く様々な領域が取り扱われている。また、内容も理解しやすく、具体例を通して社会学とは何かがなんとなく見えてくる。


野村一夫 1999 『社会学の作法・初級編 改訂版』 文化書房博文社

(3年Mさん)
一年生の時、社会学の入門書として当時の社会学の教官に薦められた本です。社会学に関してや、社会学の勉強の仕方の基礎が簡単に述べられています。 今でもレポートの書き方の部分など、ふと気になった時に見返したりしています。ある程度社会学を勉強した人には物足りないかもしれないですが、入門書とし てはとても分かりやすい本だと思います。


(3年Tさん)
社会学を学ぶことはどういうことなのか、その考え方に初めて触れられた本でした。また、本を読んだりレポートを書くときはどの点に注意するのか、また、ゼミの場ではどのように討論したらよいかなどについて、とても分かりやすく書かれています。


大澤真幸 2000 『社会学の知33』 新書館

(3年Oさん)
「社会学がわかる事典」と同様、わかりやすく、問い形式で書かれています。「社会学がわかる事典」よりはやや難しいかもしれませんが、社会学のテーマを知るいいきっかけになると思います。

橋爪大三郎 1995 『社会学講義』  夏目書房

(2年Z君)
6つの講座形式で構成され、政治経済から文化・宗教まで幅広い分野について取り扱っています。項目ごとに難易度も示されているので(例えば「ひとはなぜ 結婚するのか」という題目は初級、「日本の政治権力はどのように作動するか」という題目は上級)、自分の興味あるところから読むことができるので良いと思 います。


アエラムック 1996 『社会学がわかる。』 朝日新聞社アエラ発行室

(2年H君)
広く浅いが、社会学がどんなことをしているかわかる。雑誌でも簡単な本でもいいから、読んでおいたほうがいい。特にアエラムックの『〜〜がわかる。』シ リーズは使える。たとえば軍事問題に興味がある人は『平和学がわかる。』、犯罪に興味がある人は『犯罪学がわかる。』など。

ページの先頭へもどる