お知らせ・報告

20170508中国語サロン 飯テロな話

この日のお茶 “铁观音”

黄金周=ゴールデンウィーク明けの中国語サロンは、学生、研究生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で11人参加でした。

2年生のS君がネイティブのLさんにいろいろな単語・言い回しの発音を教えてもらい、復唱しながらの書き取りの勉強をしていたところ、“李白Li3 Bai2”でLさんとそれを傍らで聞いていたJさんが「それは洗剤です!」と笑いだしました。S君の声調が“立Li4 白”と取り違ってしまい、中国でポピュラーな洗剤の名前になって大笑いというわけです。中国語の学習において声調の取違えで意味が大違いになるのは注意すべき基本のポイントですが、中国文学を代表する詩人が“立白”=「素早く白い」洗剤になるのは、偶然ではありますが面白いものです。

サロンの後半はスマホやタブレットで中国料理の画像を出しながら、“红烧”やら“黄烧”やら“炖”といった料理用語・動詞を教えてもらっていると、ネイティブのZさん(その1)とZさん(その2)が“啊~叉烧肉!”と中国の味を懐かしがっていました。日本にも所謂「チャーシュー」はありますが、彼女らはラーメンの上に乗っているものしか食べたことがないということで、全く異質なものと捉えているようです。ネットのおかげで中国本場のさまざまな料理画像をつぶさに見ることができるのはたいへん便利ですが、外国で味覚のホームシックにかかっている身にとっては「飯テロ」なのかもしれません。ちなみにSNSで夜中に美味しそうな料理画像をアップする「飯テロ」行為は、中国語で“深夜放毒”と言うのだと教えてもらいました。昨今の中国の若者言葉で“毒”を用いた表現はとても多いのですが、これもその一つと言えるでしょう。

◎中国語サロンは毎週月曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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