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ダイズ(Soybean)の研究内容 (2010)

ダイズ(Soybean)


 日本食には欠かせない作物です。しかし、日本の自給率は低く、遺伝子組み換えダイズの問題もよく耳にするようになりました。この日本人となじみ深い作物の生理・生態を栽培や化学分析を通して明らかにし、自給率の向上を目指しています。

『有機肥料をテーマとした研究』
 近年、安全や環境への懸念から持続的な農業を実現するために有機栽培が注目されています。有機肥料には適切な組み合わせと、それを与える適切な時期があります。本研究室では、その両方を調べている最中です。この取り組みは今年で2年目になります。

『冠水害をテーマとした研究』
 この研究テーマは作物研の先輩方が代々取り組んできました。減反政策により、水田から畑となった水田転換畑でのダイズ生産を安定させることを目的としています。そのために、ダイズ種子の吸水段階から栽培までそれぞれの代で少しずつ進めてきました。このテーマについてはラボ組とフィールド組に分かれる可能性があります。

 どちらの研究テーマも圃場・ラボがあり、ダイズ種子そのものを扱うことが非常に多いです。ダイズは雑草との競合に強く、大変なのは播種(6月)から1ヶ月半くらいでしょう。本研究室では主にギンレイとエンレイという品種を使用して実験しています。