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ソバ(Buckwheat)の研究内容 (2010)

ソバ(Buckwheat)
 ソバ(普通ソバ)は生育期間が2〜3ヶ月と短く、痩せ地でも生育できるため救荒作物として栽培されてきました。長野県は、ソバの生産が盛んで、皆さんご存知の通り「信州そば」として広く愛されています。

『湿害をテーマにした研究』
・長野県では現在、約75%のソバが減反政策により排水性の悪い畑に作付けされています。ソバの性質として土壌の湿り気に弱く、特に生育の初めに湿害の被害が大きいといわれています。生育の初めにおける被害軽減が収量の安定化につながると考え、生育調査や化学分析を行っています。

・普通ソバの収量だけではなく、品質も安定させるための土壌水分条件を検討しています。左の写真が去年の実験の様子です。水分によるソバへの影響を開花数など比較することで、より適切な条件を探しています。

 ソバは8月から10月までと2ヶ月あまりの短期間で実験が行われます。一番大変な時期は開花時期(8月終わり〜9月の中旬)です。最近の当研究室の研究は、圃場ではなく写真のようなポットでの実験が多くなっています。