10月20日（火） 数理科学談話会（公開シリーズ・第2回）
09年08月28日
趣旨：
数理科学プロジェクトでは、数学と自然科学諸分野の最先端の研究テーマを数理科学の視点から横断的に捉え、専門分野を越えた交流を推進することにより、研究課題の掘り下げと発掘を目論んでいます。数理科学談話会および関連する企画（研究集会、セミナー等）の詳しい内容については、下記のホームページをご覧下さい。
信州数理科学研究センター：http://math.shinshu-u.ac.jp/center/
数理科学談話会（公開シリーズ・第2回）
・日時：2009年10月20日（火）15：30－17：00
・会場：理学部「数理・自然情報合同研究室」（A棟4F西端）
・講師：岡本 祐幸氏（名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻）
・演題：
「蛋白質立体構造予測の計算機シミュレーション」
・講演要旨：
多自由度複雑系の分子シミュレーションは、系にエネルギー極小状態が無数に存在するために、それら極小状態に留まってしまって、精度の低い計算結果しか得られないことを余儀なくされてしまう。本研究では、拡張アンサンブル法（generalized-ensemble algorithm）と総称される強力なサンプリング法を用いることによって、この困難を克服することを目指している。特に、水中の蛋白質の立体構造予測にこの手法を適用した例を中心にお話しする。
・主催：信州大学理学部「数理科学プロジェクト」（代表 井上和行）
・世話人：小竹 悟氏（物理科学科）
