イベント・公開講座詳細

趣旨：
数理科学プロジェクトでは、数学と自然科学諸分野の最先端の研究テーマを数理科学の視点から横断的に捉え、専門分野を越えた交流を推進することにより、研究課題の掘り下げと発掘を目論んでいます。数理科学談話会および関連する企画（研究集会、セミナー等）の詳しい内容については、下記のホームページをご覧下さい。
信州数理科学研究センター：http://math.shinshu-u.ac.jp/center/

数理科学談話会（公開シリーズ・第1回）

・日時：2009年10月16日（金）16：30－18：00

・会場：理学部「数理・自然情報合同研究室」（A棟4F西端）
・講師：蓮尾　一郎氏（京都大学数理解析研究所）
・演題（講演は日本語で行なわれます）：
"Categorical Algebra and Coalgebra in Computer Science"
・講演要旨：

圏論的に定義されるalgebraの概念と、その双対としてのcoalgebraの概念は、[algebra=program]、 [coalgebra=system]という対応において、理論計算機科学において重要な役割を果たします。今回の発表では、この役割について、インフォーマルにお話しさせてください。さらに、（＊）programとsystemをつなぐ"structural operational semantics"のbialgebraicなモデリング、また（＊）それのmicrocosm principleを用いた「2次元への」拡張についても聞いていただきたく思います。

・主催：信州大学理学部「数理科学プロジェクト」（代表　井上和行）

        世話人：玉木　大氏（数理・自然情報科学科）

*****( 連携企画 )*****

蓮尾氏の講演の話題に関連する次のワークショップは、関心のある方はどなたでも自由に参加できます。
・研究集会名称：ワークショップ「圏論，計算機科学，そしてトポロジー」
・開催日程：2009年10月17日（土）－10月18日（日）
・会場：理学部1番講義室（講義棟1F）
・講演者：全国から参加する、理論計算機科学、代数幾何、トポロジー等の研究分野の人たち17名が講演します。
・世話人：栗林氏，玉木氏（信州大学）、桐生氏（スタジオフォンズ）
・主催：信州数理科学研究センター」

＊詳しくは、信州数理科学研究センターのHPにある「関係した研究集会」の項目(http://yusuke.kiriu.googlepages.com/shinshu)をご覧下さい。