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イベント・公開講座

7月18日(土) 田園環境工学研究会シンポジウム

09年07月01日

研究対象地:「天空の里」飯田市上村下栗地区

信州大学田園環境工学研究会シンポジウム
「中山間地域の再生・持続を目指して」

-南アルプス山麓山村における研究の展開- 開催のご案内

 

過疎化、高齢化が進む中山間地域では、農林地の荒廃化、災害、獣害など、多くの問題が生じています。これらの問題は、相互に関連しているため、個々の問題への対応では解決に限界があります。従来から、信州大学田園環境工学研究会では、中山間地域の再生・持続のための総合的な対策や技術の検討を行ってきました。
今回のシンポジウムでは、今まで研究を展開してきた南アルプス山麓の山村・飯田市上村下栗(しもぐり)における活性化の取り組みと、それを阻害する野生動物による獣害との関係を検討し、総合的に問題を解決する方策について考えることにしました。

 

日時:平成21年7月18日(土)13:30~16:00(受付 13:00から)
場所:信州大学全学教育機構 61番講義室
(松本市旭3-1-1)
参加費:無料(申込み不要)

主催:信州大学田園環境工学研究会

 

プログラム
■挨   拶: 小宮山 淳 (信州大学長)
■趣旨説明: 木村 和弘 (信州大学農学部・教授)
■基調講演:
1 伝統的作物・下栗芋による活性化
大井美知男(信州大学農学部・教授)
2 山村住民による山菜・薬草資源の利用
上原 三知(信州大学農学部・助教)
3 活性化を阻害する野生動物
泉山 茂之(信州大学農学部・准教授)

■パネルディスカッション:
基調講演者に加えて
村山 研一(信州大学人文学部・教授・地域社会学)
藤居 良夫(信州大学工学部・准教授・地域計画学)

 

研究対象地について
研究の対象地・飯田市上村下栗は、信州の秘境といわれる遠山郷にある戸数50戸、120人が住む地域です。標高800mから  1100mに位置する9つの集落は「天空の里」とも呼ばれ、日本一の急傾斜畑を有する地域です。
今年、信州大学の支援のもと、活性化に取組む「下栗里の会」の活動が「中日農業賞特別賞」(中日新聞社)を受賞しました。 また、下栗地区は「にほんの里 百選」(朝日新聞社)にも選ばれています。

 

お問い合わせ:信州大学田園環境工学研究会
   事務局:信州大学農学部農村計画研究室

   電話・ファックス 0265-77-1537(内川)   77-1522(木村)

     E-mail : yuchi@shinsyu-u.ac.jp

 

 

 

 

 

 

下栗地区から南アルプス・聖岳を望む

傾斜40度を越える急傾斜の畑