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昨今、相手の誤認を誘導する技術に基づく「振り込め詐欺」の類による被害が後を絶たず、社会問題化しています。
そこで今回は、鈴木治郎全学教育機構教授に、誤認を防ぐアイデアが豊富に含まれている暗号技術についてお話し頂くことになりました。
皆様、お誘い合わせの上、奮って御参加下さい。

【題目】
暮らしに活かす暗号技術
――「振り込め詐欺」対策にも役立つ――

携帯電話やインターネットの利用など、今日ではデジタル通信が日常的に使われる時代となっています。そこでは、情報通信の安全と秘匿を確保するためのさまざまな暗号技術が使われています。
一方、社会では特に顔の見えないコミュニケーションの場において、相手の誤認に基づく「振り込め詐欺」の類があとを断ちません。実は暗号技術には誤認を防ぐアイデアが豊富に含まれています。
本講演では、そうした暗号技術の一端について、実際に手を動かして体験できる遊具なども交えながら、安全に通信を行なうための技術をお話しするとともに、人のコミュニケーションへと活かす展望についてもお話ししたいと思います。(講演者談)

【講師】
鈴木(すずき) 治郎(じろう) (信州大学 全学教育機構[SGE] 基幹教育センター教授）

・東京都立大学、千葉大学、上智大学で継続的に計算機を援用した整数論の研究に従事
・信州大学医療技術短期大学部着任(1990年)
・信州大学医学部保健学科勤務を経て
・信州大学全学教育機構教授(2006年。現職)

研究分野：整数論(1970年代末にアメリカで発表された公開鍵暗号方式は、今日のインターネット上の暗号技術の核となった、整数論の応用の代表例である。)

【日時】
平成21年2月13日(金)　18:00～19:30(お話と質疑応答)

【場所】
信州大学 全学教育機構(SGE) 大会議室(南校舎2階最奥)
松本キャンパス北側(美須々ケ丘高校南側と東側)に市営有料駐車場あり

聴講自由(定員60名。無料。申し込み不要)

【主催・企画運営】
信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナー運営委員会

【問い合わせ先】
信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナー運営委員会
松岡、柳瀬、高野
0263-37-2285、3057、3067(直通)
学内内線7136、7335、7342

※　講演終了後、講演者を囲んで懇親会を開きますので、こちらにも御参加下さい(会費千円)。