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イベント・公開講座詳細

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11月1日・22日(土) 「自然環境診断マイスター養成」第3コース 公開講演会

08年11月01日

平成19年度から実施している文部科学省社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム「自然環境診断マイスター養成」事業ではより多くの市民の皆さんに環 境保全・防災・環境教育等の自然環境を取り巻く様々な問題について考え、また関心を持っていただける機会を作りたいと考え、開講するすべての特別講演・特 別演習を公開講演会として開放しています。
参加費無料・予約不要ですので、多くの方のご参加をお待ちしています。


11月1日(土)開催 講演会概要

【日時】
平成20年11月1日(土) 9:30~15:30

【会場】 信州大学 理学部 講義棟 第1講義室(松本キャンパス)
(駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用願います。)

【入場料・予約】
入場無料、予約も不要です。

【講演内容】
■9:30~12:00

演題 「環境問題と地方自治体」
講師 松本市役所 環境保全課 ISO推進・地球温暖化防止担当 課長補佐 藤森 敏
内容 松本市の環境問題の現状をお伝えするとともに、環境問題と市民活動のあり方、地球環境問題をはじめとする今後の課題についても考えてみたいと思います。


■13:00~15:30

演題 「生物多様性の保全:グローバルな枠組みとローカルな視点をどうつなぐか」
講師 長野県環境保全研究所(飯綱庁舎)自然環境部 動植物生態班 研究員 須賀 丈
内容 まず生物多様性とその保全や持続可能な利用をめぐる科学的・政治的・文化的な論点を概説し、この課題をめぐる国際的な枠組みである生物多様性条約にこれらの論点がどのように反映しているかをみます。
次に、この条約を受けて制定された日本の生物多様性国家戦略や生物多様性基本法が、どのような取り組みを定めているかを概観します。
また近年改正や制定のなされた自然公園法・種の保存法・外来生物法などの骨子を紹介します。さらに、長野県環境白書などにみる県の自然保護・自然環境保全の施策を概観し、長野県希少野生動植物保護条例・長野県版レッドデータブックなどの現状を紹介します。
これらの制度的な取り組みをふまえて、自然保護地域での施策と里地里山での取り組みのちがいや共通点などを実例にもとづいて検討し、地域の実情に即して生物多様性の保全と持続可能な利用に取り組む上での今後の課題を考えます。



11月22日(土)開催 講演会概要

【日時】
平成20年11月22日(土) 9:30~15:30

【会場】
信州大学 理学部 講義棟 第1講義室(松本キャンパス)
(駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用願います。)

【入場料・予約】
入場無料、予約も不要です。

【講演内容】
■9:30~12:00

演題 「湿地の保全と自然再生」
講師 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 保全生態学研究室 助教 西廣 淳
内容 次の内容を含む解説をした上で、質疑応答・議論を重視した演習を行う予定です。
・自然再生事業の進め方
・湿地と人とのかかわり
・世界と日本における湿地の現状
・湿地の絶滅危惧種の保全
・湿地の再生と管理


■13:00~15:30

演題 「希少生物の保護と環境保全 -絶滅が危惧されるホトケドジョウ類を守るために何ができるか?」
講師 山梨大学 教育人間科学部 准教授 宮崎 淳一
内容 希少生物の保護と生物多様性の維持・回復、自然環境の保全が今なぜ注目されているのか、その意味を解説し、今何ができるか、絶滅危惧種であるホトケドジョウを具体的な例として紹介します。



【お問合せ】
信州大学 理学部 学生支援グループ マイスター養成事務担当
〒390-8621  松本市旭3-1-1
電話 (0263)37-2440