概要

第8回 信州大学見本市 ~信州「知の森」へのいざない2022~ オンライン開催

学長挨拶

 大学が中心となって、多様な学問分野、業界、世代、そして地域社会に分散している「知」を集約、結集すれば、そのシナジー効果によってとてつもなく大きな新しい価値(破壊的イノベーション)を生み出すことが可能となります。これからの大学には「知」の創造だけではなく、社会と深く連携して「知」から派生する新しい価値の共有・定着の役割を果たすことが期待されます。特に、アフターコロナ社会では、地方大学の果たす役割はますます大きく重要になるでしょう。地域の中心に大学が存在し、持続可能でインクルーシブなコミュニティの実現は大学に委ねられている、と言っても過言ではありません。
 私は、大学が地域の発展を本気で担う時代が、いよいよ到来と認識しています。地域の大学には、"学びの機能(Learning)"、"寄り添う機能(United/mutual Understanding)"、"つなぐ機能(Connecting)"、"知の機能(Knowledge)"、そして、"未来を志向し、産みだす機能(Yield)"の5つの機能を担うことが求められます。これらの機能は、地方大学の社会的責任(USR)として位置づけられます。私は、これらの5つワードの頭文字を繋げて、LUCKYと呼んでいます。信州の発展と共に信州大学が歩んで来たことは、この地域そして信州大学にとってラッキーであり、このご縁を大切に、信州の未来も私たちにお任せください、といった意味を込めています。
 これからの信州大学は、多様で卓越した「知」を生み出す基盤を強化し、特色ある分野で世界をリードする教育研究を展開していきます。同時に、イノベーションの創出に向けて人材力や資金改革の強化を図り、また、様々なステークホルダーとの対話と協働を推進し、地域社会への貢献を前進させてまいります。
 この見本市は、信州大学の特色ある教育、研究、そして社会貢献活動を地域社会と情報共有することにあります。この催しによって、産学官連携、地域とのエンゲージメントが進み、地域の魅力を高め、地域力の向上に繋がることを心からご祈念申し上げ、学長挨拶といたします。

学長

開催趣旨

 信州大学の教育・研究シーズ、研究成果を広く県内外の企業・諸団体等に紹介・周知するとともに、研究成果の産学官・社会連携等による進展、実用化を促進する。

開催日時

令和4年11月30日(水) 13:00~16:30 オンライン開催
オンライン配信(トークセッション、ミニ講演)
シーズ展示は、開会以降継続してウェブ掲載

プログラム

イベントプログラムページをご参照ください。

主催

信州大学

企画

信州大学見本市実行委員会

委員長 中村 宗一郎 学長
副委員長 向 智里 理事(研究、産学官・社会連携担当)、副学長
東城 幸治 副学長(広報、学術情報担当)
幹事長 酒井 俊郎 工学部 物質化学科 教授
副幹事長 巽 広輔 理学部 理学科 化学コース 教授
運営 学術研究・産学官連携推進機構(SUIRLO)
事務局 研究推進部産学官地域連携課

後援

(公財)長野県産業振興機構、(一社)長野県経営者協会、(一社)長野県情報サービス振興協会(NISA)、長野市ものづくり支援センター(UFO Nagano)、(一財)浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)、株式会社信州TLO、信州大学みらい産業共創会、信州メディカル産業振興会、伊那谷アグリイノベーション推進機構、信濃毎日新聞社、NHK長野放送局、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、(一社)長野県ケーブルテレビ協議会

開催内容(予定)

  • トークセッション(90分程度)
  • 本学研究者によるミニ講演(各25分、3名程度)
  • シーズ展示(50件程度、SDGsマーク、出展分野12区分)
    • マテリアル・ナノテク・リサイクル
    • 低炭素・エネルギー
    • 環境保全・浄化
    • 医療・健康・福祉
    • 土木・建築
    • 電子・情報・通信
    • 機械・ロボティクス
    • 航空・宇宙
    • 食品・農業
    • 防災・減災
    • 自然科学・人文社会科学
    • 地域連携

本件問合せ先

信州大学見本市実行委員会事務局
〒390-8621 松本市旭3-1-1
信州大学研究推進部産学官地域連携課内
担当 眞田、曽根原
TEL 0263-37-3317
Email mihonichi@shinshu-u.ac.jp