社会人向けリスキルプログラム「信州農業ICT人材育成プログラム」の演習が行われました
本年10月より、社会人向けリスキルプログラム「信州農業ICT育成プログラム」が開講しています。去る11月8日(土)・9日(日)には、信州大学農学部において演習が行われ、13名の受講生全員参加のもと、農業ICTの基礎技術について学んでいただきました。 第一日目は、株式会社CROSS BIRD様のご協力を得て、体育館でのドローン飛行演習や屋外でのドローン運用に関する講習、産業用大型ドローンの実演などが行われました。また、同日午後の講座では、宮原室長より信州大学におけるアグリ・トランスフォーメーション(農X)の活動や成果に関して話題提供を行いました。
|
ドローン飛行演習の様子①
|
ドローン飛行演習の様子②
|
農薬散布用大型ドローン
|
![]() 樹高測定の様子
|
![]() マルチスペクトルセンサ搭載ドローンによる画像取得実演
|
![]() グループディスカッションの様子
|
第二日目は、GISによる画像解析技術について、実際にドローンや衛星画像で取得した画像を用いて学ぶとともに、グループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは、①農業分野における ICT 技術の活用に関する課題、②化学肥料や農薬の使用低減に向けたスマート農業の役割、③担い手不足の解消に向けてスマート農業をどのように役立てるか、といった3つのテーマについて、それぞれのグループで討議を行い、発表会を行いました。農業ICT技術の普及への期待や、農業の現場で顕在化している課題、その解決に必要となるアイデアなどについて、各々の受講生の立場からの経験も踏まえた重厚な発表があり、活発な討議が行われました。 今後は、1月までオンデマンド講義や確認テスト等の期間が設けられ、修了者には修了証が発行される予定です。
なお、本講座は今年度より厚生労働省の「一般教育訓練給付金」指定を受けています。来年度も開講を予定しているため、こうした制度も活用いただきつつ、多くの皆様の受講をお待ちしています。


