信州大学URA室

信州大学のURA(University Research Administrator) は、大学と社会の発展ビジョンを実現する高度な研究開発マネジメント専門人材として、大学の研究力と、地域貢献やイノベーション機能を三位一体で強化しています。
2004年度の国立大学の法人化を契機に、研究開発マネジメント専門人材の必要性が顕在化し、それから20年以上にわたり、着実に当人材の確保と、学内の人材育成システムの構築に力を注いできました。

信州地域は、東洋のスイスとも呼ばれ、超精密技術を得意とする企業群が集積しています。地域行政を含め、大学の様々な研究シーズと産業界等の連携・融合を図る産学官連携が非常に活発で、基礎研究から社会展開までを見通した取り組みが各部局で進められてきました。多くの研究者が研究と産学官連携を高度に両立しており、大学の研究力・地域貢献・イノベーション機能を三位一体で強化できる研究開発マネジメント人材が不可欠となっています。

URA は、大学の経営層、研究者、事務組織に加え、産業界や行政機関とも緊密に連携し、研究力等のデータ分析に基づく戦略立案、プロジェクト企画・外部資金の獲得支援、共同研究の推進、研究成果の社会実装など、総合的なサポート・マネジメントを担っています。
さらに、ビジョン実現のための大学改革に寄与する、大型プロジェクトや拠点形成事業のプロデュース、産学官連携の基盤となる知的財産、研究インテグリティ等にも多面的に対応しています。

URAは信州大学の知をつなぎ、地域や世界に還元するハブとして、未来志向の研究開発マネジメントを進めています。