本臨床検査部教職員は、本院が大学附属病院であることを自覚し、次のような目標に向かって邁進することを誓う。
1. 臨床検査に携わるすべての人々、すべての職種にとってもっとも大切な心のありようは、病める人々の痛み を分かち合えること、そしてその人権を尊重することである。このことを日々確認し、我々の歩むべき道の 出発点としよう。
2. 本臨床検査部の進むべき方向は、信州大学や本附属病院の理念・目標に一致していなければならない。また 地域医療への貢献、未来につながる医療技術の開発、医療人の養成という本院の主要な3つの目標を達成す るために臨床検査の立場から何ができるかを考え、その具体化を図ろう。
3. 患者から得られた検体のもつ重みを自覚し、高度な精度管理の下で、迅速に検査できる体制を整備しよう。 いたずらに機械化、自動化に走るのではなく、我々の持つ人材を最大限に活かしたシステムを考えよう。
本検査部では、臨床検査の携わるすべての人々が生き生きと希望を持って働き、勉強する環境を整えることが大切な目標の1つである。ただし、漫然と日々の検査に携わるだけの人は本検査部を去ってほしい。つねに新鮮な気持ちで検体に立ち向かい、我こそは新しい領域を開拓し創造するのだと言う気概をもつ人こそ本検査部で働き、勉強して欲しい人物である。臨床検査部長をはじめとするコアスタッフは、各人が高度専門職業人として終生向上し続ける基盤を築く場としての臨床検査部であるよう、環境を整備するために最大限の努力をしなければならない。以上の目標に向かって互いに励ましあい努力しよう。