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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第38回 膠原病診療の展望

開催日
: 平成30年11月1日(木)
オーガナイザー
: 内科学第三教室 教授 関島 良樹
演題
: リウマチ膠原病の病態背景と治療の進歩
講師名
: 内科学第三教室 准教授 下島 恭弘

コルチコステロイドが膠原病の治療にはじめて用いられた20世紀半ばから半世紀以上が経過した今、膠原病・リウマチ性疾患の病態解明と治療の開発は目まぐるしい発展を遂げている。生物学的製剤や分子標的製剤の登場で関節リウマチの予後は改善し、他の膠原病治療にも応用され、完全寛解を目指した治療の開発も期待されている。本セミナーでは、膠原病の治療標的となり得る病態背景と治療戦略について、自験例と研究の一部を踏まえて紹介する。

演題
: リウマチ性疾患とアミロイドーシス
講師名
: 内科学第三教室 助教 岸田 大

反応性AAアミロイドーシスは、炎症性蛋白である血清アミロイドA(SAA)由来のアミロイドが組織に沈着することで臓器障害を引き起こす。リウマチ性疾患をはじめとする慢性炎症性疾患に続発し、かつて生命予後は不良であったが、近年、生物学的製剤の登場により治療可能な症例が増加している。講演では炎症とアミロイドの関連、治療の現状とともに、近年注目されている自己炎症疾患についても紹介する。