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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第36回 肥満症の基礎と臨床

開催日
: 平成30年7月12日(木)
オーガナイザー
: 内科学第四教室 教授 駒津 光久
演題
: 肥満症について
講師名
: 内科学第四教室 講師 西尾 真一

演者は抗肥満薬開発に関わり、ゼブラフィッシュを用いて食欲抑制のメカニズムを解析してきた。肥満症に対しての基礎と臨床を解説する。一方、当教室は甲状腺ホルモンT3に結合し、転写調節に関与していると考えられている蛋白、μ-Crystallin(CRYM)を単離し、その機能を解析してきた。CRYM研究に関してのこれまでの成果および近年の知見を紹介する。

演題
: 甲状腺ホルモン結合蛋白μ-Crystallinは倹約遺伝子として肥満に関与する
講師名
: 内科学第四教室 助教 大久保 洋輔

μ-Crystallin(CRYM)はNADPH存在下に甲状腺ホルモンT3を細胞質内に貯蔵し、T3の細胞内濃度を調節して核への転写調節に関与していると考えられている蛋白である。CRYMを欠損したマウスに高脂肪食負荷すると肥満を発症することがわかった。現在までの研究成果を紹介する。