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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第22回 精神疾患の原因となるシナプス分子の機能解析及び研究手法の開発

開催日
: 平成28年3月3日(木)
オーガナイザー
: 分子細胞生理学教室 教授 田渕 克彦
演題
: 脳シナプス形成を担う受容体複合体
講師名
: 分子細胞生理学教室 准教授 植村 健

シナプス形成とその再編は脳機能発現の基盤となる神経回路網形成の要のステップであり、その調節機構の破綻は神経発達障害の発病に関与すると考えられている。シナプス形成の一端はシナプス構造の分化を誘導するシナプス間細胞接着分子群が担うが、その調節機構には不明な点が多い。本セミナーではこれらの研究の最新の知見を紹介する。

演題
: Single cell knock-in法を用いた単一細胞解析
講師名
: 分子細胞生理学教室 助教 森 琢磨

網羅的ゲノム解析技術の発展により精神・神経疾患の基盤となる遺伝子異常が多数報告されている。遺伝子knock-in技術による逆遺伝学はこれら遺伝子異常の解析に必要不可欠であるが、Knock-inマウス作成には時間と労力を必要であった。我々は、CRISPR/CAS9法によるシングルニューロン遺伝子knock-in技術を開発した。遺伝子knock-in技術および遺伝子Knock-inされた単一神経細胞の多面的な解析について最新の知見を紹介する。