中等度の運動強度における運動中の糖，脂質代謝について
【大分類：7. デサントスポーツ科学 小分類：7.3 Vol.3】
中等度の運動強度における運動時の糖・脂質代謝の特徴を把握するために，大学生男子4名によるトレッドミル走中の血液中諸物質の変動を観察した．その結果は，次のようであった．
1 ）血糖値の変動はほとんど認められなかった．40%，60%の強度の違いによる差も認められない．
2 ）血中遊離脂肪酸は，運動開始後やや減少し，その後60%では漸増傾向で，40%は一定のままであった．
3 ）血中トリグリセライドは両強度とも漸次減少した．
4 ）血中Lipo-protein Lipase活性値は，40%では運動開始30分後に，60%では10分後に最大となった．
5 ）血中レベルの変動は小さいが，中等度の運動では，脂質代謝の高進が認められた．
「デサントスポーツ科学」第3巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
1 ）血糖値の変動はほとんど認められなかった．40%，60%の強度の違いによる差も認められない．
2 ）血中遊離脂肪酸は，運動開始後やや減少し，その後60%では漸増傾向で，40%は一定のままであった．
3 ）血中トリグリセライドは両強度とも漸次減少した．
4 ）血中Lipo-protein Lipase活性値は，40%では運動開始30分後に，60%では10分後に最大となった．
5 ）血中レベルの変動は小さいが，中等度の運動では，脂質代謝の高進が認められた．
「デサントスポーツ科学」第3巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
| 研究者名 | 渡辺雅之*1，小林啓三*2 |
|---|---|
| 大学・機関名 | *1 東京学芸大学，*2 東京慈恵会医科大学 |
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