信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 成人病の予防・改善のための運動処方 (糖・脂質・尿酸代謝の日内リズムに及ぼす全身運動の影響)

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.3 Vol.3

 成人病のなかでも,糖・脂質・尿酸代謝の異常を予防・改善するための運動処方について,すでに発表した.この運動処方が日常生活において有効であるか否かについて検討した.
 実験1,糖代謝の日内リズムに及ぼす全身運動の影響(60%VO₂max20分間3セット)
 実験2,脂質代謝の日内リズムに及ぼす全身運動(60%VO₂max20分間3セット)の影響
 実験3;尿酸代謝の日内リズムに及ぼす全身運動(40%VO₂max20分間)の影響その結果は,次のように要約される.
 実験1の結果
 1)運動負荷日の血糖およびインスリン,C-ペプチドの日内リズムは,低値であった.
 2)運動負荷日の尿中C-ペプチドの排池量は低値であった.
 3)運動負荷日の血漿Cyclic-AMPの日内リズムは高値であった.
 実験2の結果
 1)運動負荷日の血清中性脂肪の日内リズムは低値であった.しかし,FFAの日内リズムは高値であった.
 2)運動負荷日の血清総コレステロール,HDL-コレステロールの日内リズムは,安静日と同じであった.
 実験3の結果
 1)運動負荷日の血清尿酸の日内リズムは低値であった.しかし,尿酸クリアランス,CPK活性の日内リズムは高値であった.
 3つの実験の結果は,伊藤らの実験室的運動処方が,日常生活において有効であることを示している.

「デサントスポーツ科学」第3巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 伊藤朗*1,角田聡*1,山田哲雄*2,藤田定彦*3
大学・機関名 *1 筑波大学,*2 国立栄養研究所,*3 兵庫教育大学

キーワード

成人病糖・脂質・尿酸代謝の異常運動処方