準備運動時の脳循環応答について
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.5 Vol.5】
要旨
健康成人男子3名(平均年齢22歳)に自転車エルゴメータを用い,準備運動と同等の運動負荷(1kp,1.5kp,50回転/分)で,脳循環入力端の総頚動脈血流量を超音波定量的血流量測定装置を用いて検討し,次のような結果を得た.
1.平均総頚動脈血流量は,全例において,運動時には安静時水準より増加傾向を示した.
2.平均総頚動脈血流量は,運動開始直後に一過性の減少傾向が認められ,その減少率は負強度が重度のとき大きい.
3.平均血流速度と平均血流量の間には相関係数0.949(p<0.001)と有意な相関が認められた.
4.平均血管径は安静時,運動時,回復期に大きな変動を示さなかった.
「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
健康成人男子3名(平均年齢22歳)に自転車エルゴメータを用い,準備運動と同等の運動負荷(1kp,1.5kp,50回転/分)で,脳循環入力端の総頚動脈血流量を超音波定量的血流量測定装置を用いて検討し,次のような結果を得た.
1.平均総頚動脈血流量は,全例において,運動時には安静時水準より増加傾向を示した.
2.平均総頚動脈血流量は,運動開始直後に一過性の減少傾向が認められ,その減少率は負強度が重度のとき大きい.
3.平均血流速度と平均血流量の間には相関係数0.949(p<0.001)と有意な相関が認められた.
4.平均血管径は安静時,運動時,回復期に大きな変動を示さなかった.
「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 池田道明, 古幡博, 鈴木直樹 |
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大学・機関名 | 東京慈恵会医科大学 |
キーワード