スポーツ選手の心理的競技能力の診断とトレーニングに関する研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.8 Vol.8】
要旨
本研究の第1の目的は,スポーツ選手の心理的競技能力の診断テストの開発である.国民体育大会福岡県選手を対象に昭和61年10月に調査を実施し,236名の回答を得た.68項目の心理的競技能力を表現する回答について因子分析を行った.その結果,「競技意欲を高める能力」「精神を安定させる能力」「作戦能力」「協調性の能力」「実力発揮の能力」の5因子が抽出された.
第2の目的は,皮間温バイオフィードバックによるリラクセーション・トレーニングとイメージ・トレーニングを組合わせたメンタル・トレーニングの方法論と効用性の分析である.ジュニアの水泳選手7名を対象にして15回のトレーニングを行った.その結果,リラクセーションやイメージ能力が習得され,競技不安が減少した.その後の大会で優秀な成績をおさめ,メンタル・トレーニングの有効性が示唆された.
「デサントスポーツ科学」第8巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
本研究の第1の目的は,スポーツ選手の心理的競技能力の診断テストの開発である.国民体育大会福岡県選手を対象に昭和61年10月に調査を実施し,236名の回答を得た.68項目の心理的競技能力を表現する回答について因子分析を行った.その結果,「競技意欲を高める能力」「精神を安定させる能力」「作戦能力」「協調性の能力」「実力発揮の能力」の5因子が抽出された.
第2の目的は,皮間温バイオフィードバックによるリラクセーション・トレーニングとイメージ・トレーニングを組合わせたメンタル・トレーニングの方法論と効用性の分析である.ジュニアの水泳選手7名を対象にして15回のトレーニングを行った.その結果,リラクセーションやイメージ能力が習得され,競技不安が減少した.その後の大会で優秀な成績をおさめ,メンタル・トレーニングの有効性が示唆された.
「デサントスポーツ科学」第8巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 徳永幹雄*1, 橋本公雄*2 |
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大学・機関名 | *1 九州大学, *2 福岡工業短期大学 |
キーワード