信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF エアロビックダンスフロアのかたさ,すべりの評価方法に関する研究

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.9 Vol.9

 要旨

 エアロビックダンスのしやすさ,疲労のしにくさ,傷害のおこりにくさの観点から,フロアのかたさに関する評価尺度を官能検査手法を用いて構成するとともに,筆者の開発した体育館床の弾力性測定装置の仕様を変更して,ダンス時に人間がフロアに与える荷重と近似した荷重条件下で試料フロアのかたさを測定した.測定結果と評価尺度の対応から,かたさを表示する物理量UF−1.1DR×DR・TR⁻¹,および最適なかたさの範囲(UF−1.1DR×DR・TR⁻¹で20前後)を究明し,かたさの評価指標,評価方法を提示した. 
 次に,かたさの場合と同様の観点から,フロアのすべりに関する評価尺度を構成するとともに,筆者らの開発したすべり試験機(O−Y・PSM)を用いて試料フロアのすべりを測定し,すべり抵抗係数C.S.Rを求めた.測定結果と評価尺度の対応から,最適なすべりの範囲(C.S.Rで0.7前後)を究明し,すべりの評価指標,評価方法を提示した.

「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 小野英哲, 三上貴正, 横山裕
大学・機関名 東京工業大学

キーワード

エアロビックダンスフロアのかたさ官能検査すべり