信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 運動処方で終ることなく運動習慣へと発展させる具体策

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.10 Vol.10

 総括

 予防医学の積極的な推進を目指し,健康診断に栄養指導と運動指導を取り入れた.さらに,当施設を有酸素運動の施設として運用し,各自の全身持久力(METSmax)の結果を基に適切な運動指導を行っている.
 特徴は,個人カード(フィットネスカード)を作成し,運動結果(運動時心拍数・運動時間・消費カロリー・体重等)を記入させていることである.その結果,10回位の施設利用者でも,運動強度(心拍数表示,METS表示)・時間・運動量が把握できるようになってきている.
 〔消費カロリーの概算法(除く安静時代謝)〕
 ①歩行時の運動量(kcal)=歩行距離(km)×体重(kg)×1/2
 ②走運動時の運動量(kcal)=走距離(km)×体重(kg)
 ③運動量(kcal)=運動時心拍数(拍/分)×時間(分)×定数
 定数=METSmax×体重(kg)×0.015/最大心拍数(拍/分)
 最大心拍数=-0.8×年齢+216

「デサントスポーツ科学」第10巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 小林康孝*1, 山方恵美*1, 小川薫*1, 田守早百合*1, 鈴木いく子*1, 西野博一*1, 吉越寛治*1, 安藤多喜夫*1, 吉池宏彰*2, 青山一夫*2, 持尾聰一郎*2, 栗原敏*3
大学・機関名 *1 東京都情報処理産業健康保険組合, *2 日本体育大学, *3 東京慈恵会医科大学

キーワード

運動処方予防医学運動指導有酸素運動全身持久力(METSmax)