信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 遊泳運動負荷時の心駆出率の計測法と筋発達の三次元的解析法の開発

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.10 Vol.10

 要旨

 遊泳中の心拍出量の計測法の開発ならびに筋発達の三次元的評価法の開発に関する研究を行なった.前者についてはスイムミル装置により被検者に一定量の遊泳運動負荷を与え,超音波断層装置により得た心横断面像から心室内容積の変化を算出し,心駆出率変化の計測を行った.このようにして計測した遊泳中の応答と陸上での運動の比較を行なうために,自転車エルゴメータを用いて同様の項目の計測を行った.
 また被検者の筋肉の発達程度を計測するためには核磁気共鳴像を用いて筋横断面像を撮像し,コンピュータグラフィクスによる三次元画像を作成した.これにより大腿部筋肉群の形状を三次元像として観察し,さらに各筋肉ごとの体積の無侵襲的計測を可能とした.

「デサントスポーツ科学」第10巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 鈴木直樹*1, 久能晃*1, 池田道明*1, 国井実*2, 服部正明*3
大学・機関名 東京慈恵会医科大学

キーワード

遊泳心拍出量筋発達スイムミル心室内容積心駆出率変化