水中歩行は陸上の歩行にまさるか
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.13 Vol.13】
水中運動の運動強度については,水中での測定が困難であることなどから不確実な点が多い.そこで本研究では,トレッドミルによる水中歩行の運動強度を調べ,陸上の歩行と比較することによって,その特性を明らかにすることを試みた.
その結果,水中の5.0km/hの歩行における運動強度は65〜71%Vo₂maxであり,陸上歩行では,24〜29%Vo₂maxであった,陸上の歩行で同一の運動強度を得るためには,かなり速い(9.6km/h)歩行が必要である19)ことがわかった.また陸上歩行に比較して水中歩行では,低い心拍数で陸上と同量の酸素摂取量が得られることがわかった.
今後の運動処方プログラム作成にあたって,水中歩行を種目のバリエーションとして取り入れるための指針を得ることができた.
「デサントスポーツ科学」第13巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
その結果,水中の5.0km/hの歩行における運動強度は65〜71%Vo₂maxであり,陸上歩行では,24〜29%Vo₂maxであった,陸上の歩行で同一の運動強度を得るためには,かなり速い(9.6km/h)歩行が必要である19)ことがわかった.また陸上歩行に比較して水中歩行では,低い心拍数で陸上と同量の酸素摂取量が得られることがわかった.
今後の運動処方プログラム作成にあたって,水中歩行を種目のバリエーションとして取り入れるための指針を得ることができた.
「デサントスポーツ科学」第13巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 仁平律子*1, 原英喜*1, 山田佳弘*1, 柴田義晴*2 |
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大学・機関名 | *1 国學院大學, *2 東京学芸大学 |
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