骨密度(超音波法)の意義と改善方策に関する研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.18 Vol.18】
超音波法による骨密度が低い傾向にある男子学生に2ヵ月間Caを付加した.対象者を2群に分け,一方にはCa補助食品(Ca群,6名)を,他方には牛乳Ca(牛乳群,4名)を付加した.付加前後において,超音波計測値の変化を検討した.牛乳群ではDEXA法による腰椎骨密度変化も同時に測定した.
Ca群では超音波伝播速度(SOS)の低下を抑制する効果を示した.牛乳群ではStiffness,SOS,腰椎骨密度が増加する傾向を示した.超音波減衰係数(BUA)は両群とも変化しなかった.これらの結果から,Ca付加は骨梁構造よりも骨密度の改善に影響を及ぼすと思われる.
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
Ca群では超音波伝播速度(SOS)の低下を抑制する効果を示した.牛乳群ではStiffness,SOS,腰椎骨密度が増加する傾向を示した.超音波減衰係数(BUA)は両群とも変化しなかった.これらの結果から,Ca付加は骨梁構造よりも骨密度の改善に影響を及ぼすと思われる.
「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 中原凱文*1, 北川淳*1, 足立忠晴*1, 吉岡利忠*2 |
---|---|
大学・機関名 | *1 東京工業大学, *2 聖マリアンナ医科大学 |
キーワード