バイオサーファクタント生産菌の探索とその利用に関する研究

【大分類：1. 繊維・高分子素材　中分類：1.1 天然系　小分類：1.1.3 その他】

微生物の作る界面活性剤であるバイオサーファクタント(BS)は、化学合成の界面活性剤と比較して、生分解性に優れており、環境や生体への適合性が高い等の特徴がある。また細菌やカビに対する抗菌作用や、生理活性を示すなど合成界面活性剤にない特性を有するものがある。BSは、環境汚染や生態系への影響が懸念される合成界面活性剤に代わり、環境適合性の改善や付加価値の向上を図る新規素材として期待される。本研究では、環境中から優れたBS生産能力を有する微生物を獲得し、産業利用への基礎的知見を得ることを目的とする。これまでに数株のBS生産菌を分離しており、これらの菌株を用いて、BSの生産と精製について至適条件を検討し、機能成分の構造・特性を明らかにした。

繊維研究機関技術シーズ調査（2013年度）/日本化学繊維協会

研究者名	足立良富、横山慎一郎
大学・機関名	岐阜県産業技術センター

キーワード

バイオサーファクタント、微生物

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