信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 仮想現実感を利用した軽度認知障害を予防するスポーツビジョントレーニングシステムの開発およびその評価

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.40 Vol.40

 要旨

近年着目されているスポーツビジョンは視機能の維持・回復をめざしたトレーニングに取り入れられている.省スペース化に有効なだけでなく,脳科学的な考察から認知機能の維持にも効果があるとされている.ここでは健常者164 名を対象として,本研究で開発した視空間脳体操3D プログラムのコンテンツを用いた作業時における額脳波を計測した.そのスペクトル解析を行い,スポーツビジョントレーニングが脳活動に及ぼす影響について検討した.いずれのスペクトルパワー分布もθ 波成分が著しく大きい特徴をもつことなどから,上述の目的に沿うものであると考えられた.

 「デサントスポーツ科学」 第40巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 高田宗樹*1, 宮尾克*2, 高田真澄*3, 木下史也*4, 田原博史*5
大学・機関名 *1福井大学, *2名古屋産業科学研究所, *3四日市看護医療大学, *4富山県立大学, *5視空間工房株式会社

キーワード

立体映像軽度認知症脳波パワースペクトル視覚トレーニング眼球運動