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地球学コース山田昌樹助教の研究グループが,別府湾沿岸地域の津波堆積物から過去7300年間の津波履歴を解明しました

2021年5月1日
【概要】
理学科地球学コースの山田昌樹助教は,筑波大学生命環境系の藤野滋弘准教授,酪農学園大学農食環境学群の千葉 崇助教らとの共同研究として,別府湾に面する大分県大分市の大圓寺湿地においてボーリング掘削調査を実施し,採取した深度8.8 mまでの堆積物コア試料を分析することで,別府湾沿岸地域に襲来した過去7300年間の津波履歴を明らかにしました.別府湾では,1596年に発生した慶長豊後地震に伴う津波によって沿岸地域に甚大な被害があったことが歴史記録から分かっています.本研究により,大圓寺湿地において津波堆積物が認められたことで,別府湾では過去にも津波が繰り返し発生していたことが明らかになりました.本研究成果は,ELSEVIERが発行する英文誌Quaternary Science Reviewsに5月1日付で掲載されました.
【論文タイトル】
Recurrence of intraplate earthquakes inferred from tsunami deposits during the past 7300 years in Beppu Bay, southwest Japan

【著者】
Masaki Yamada, Shigehiro Fujino, Takashi Chiba, Catherine Chagué, Daisuke Takeda
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