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生物学コースの松本卓也助教が、日本霊長類学会高島賞(学術奨励賞)を受賞しました。

2022年9月20日
生物学コースの松本卓也助教が、2022年度日本霊長類学会高島賞(第31回学術奨励賞)を受賞しました。

【受賞研究課題】
「長期調査地で観る、チンパンジーの生活史と社会の中の子どもの発達過程」
【選考理由】
松本卓也氏は、すでに50 年以上に及ぶ野生チンパンジーの研究蓄積があるタンザニア・マハレ山塊国立公園において、個体追跡による行動観察という古典的手法により、主として幼年個体の発達に関する興味深い研究成果を公表してきた。 (中略) 松本氏によるこれら一連の論文は、国際的学術誌に報告され、高い関心を集めている。氏の論文の特徴として、すでに膨大な研究のあるチンパンジー研究のなかでの議論に留まることなく、常にヒトの進化や初期人類の行動生態に関する議論を念頭に置き、分野を超えた学術的展開を志向している点にある。新手法による独自性の確保がもてはやされる昨今、古典的な手法のみで独創的な研究を成し遂げた松本氏の力量は高く評価されるべきであり、今後いっそうの発展を大いに期待させるものである。

【詳細ページ】
日本霊長類学会高島賞(学術奨励賞)
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