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物質循環学ユニットの扇谷真由さん(M2)が8th International Conference and Postgraduate Colloquium of Environmental Research (POCE 2026)において口頭発表を行い,SDG6 Clean Water and Sanitationの学生発表部門で銀賞を受賞しました.

2026年7月10日
2026年7月8―9日にマレーシアで開催された8th International Conference and Postgraduate Colloquium of Environmental Research (POCE 2026)において,総合理工学研究科 理学専攻 理科学分野 物質循環学ユニット 修士課程2年生の扇谷真由(榊原研究室)がSDGs 学生部門で銀賞を受賞しました.受賞題目は以下の通りです.

【受賞の題目】
Nitrate Contamination and Natural Attenuation in Surface Water and Groundwater in the Langat River Basin, Malaysia
1Mayu Ogiya, 1Koichi Sakakibara, 2Yusra Shabir, 2Noorain Mohd Isa, 3Takashi Nakamura, 2Siti Nurhidayu

1Shinshu University, 2Universiti Putra Malaysia, 3University of Yamanashi
【研究の概要】
下水、肥料、糞尿といった人為的な窒素負荷により、水中の硝酸イオン濃度が高まり、富栄養化や健康リスクを脅かす硝酸態窒素汚染が問題となっています。本研究では、熱帯雨林、クアラルンプールを一部含む都市域、パーム油プランテーションが混在する流域であるマレーシア・ランガット川流域を対象に河川水、地下水、灌漑排水の水質や同位体を調査しました。これまで多くの熱帯地域では水質モニタリングしか行われておらず、硝酸イオンの起源やその移行過程は未解明でした。本研究では、同位体を用いて、モデルを適用したことで、地下水では脱窒による自然浄化により硝酸汚染のリスクが少ない一方で、パーム油プランテーション地域では肥料由来の硝酸イオンが河川水中の硝酸イオン濃度を高めるということが明らかになりました。本研究の成果は今後、今後の肥料負荷増加に伴う硝酸態窒素汚染のリスク評価や熱帯地域における持続的な水資源管理に貢献することが期待されます。
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