化学ユニットの井浦涼寧さん(金研究室)が、第56回中部化学関係学協会支部連合秋季大会において、分析化学部門・学生優秀発表賞受賞しました。
2025年11月21日
総合理工学研究科修士課程1年の井浦涼寧さん(化学ユニット・金研究室) が、2025年11月8・9日に岐阜大学で開催された第56回中部化学関係学協会支部連合秋季大会において、分析化学部門・学生優秀発表賞受賞しました。受賞題目は以下のとおりです。

【受賞題目】
ルミノールのレイシオメトリック電気化学発光によるフェノール化合物の抗酸化特性の評価
【概要】
受賞対象となった研究は、ルミノールの電気化学発光(ECL)を利用し、抗酸化物質の特性を新たな視点から評価する手法を開発したものです。抗酸化物質は、生体内で発生する活性酸素種(ROS)を除去し健康維持に重要な役割を果たしていますが、従来法では中性条件での測定の難しさや、ROS種ごとの選択性が低いことが課題でした。
井浦さんらは、中性条件下でアノーディックECLとカソーディックECLを同時に観測できる反応系を設計し、得られた二つの発光シグナル比を解析することで、総合的な抗酸化能とスーパーオキシド(O2・-)に選択的な抗酸化能を区別して評価できる新手法を確立しました。
本研究は、抗酸化物質の特性をより精密に把握できる分析技術として、今後の食品・医療・環境分野への応用が期待されます。
ルミノールのレイシオメトリック電気化学発光によるフェノール化合物の抗酸化特性の評価
【概要】
受賞対象となった研究は、ルミノールの電気化学発光(ECL)を利用し、抗酸化物質の特性を新たな視点から評価する手法を開発したものです。抗酸化物質は、生体内で発生する活性酸素種(ROS)を除去し健康維持に重要な役割を果たしていますが、従来法では中性条件での測定の難しさや、ROS種ごとの選択性が低いことが課題でした。
井浦さんらは、中性条件下でアノーディックECLとカソーディックECLを同時に観測できる反応系を設計し、得られた二つの発光シグナル比を解析することで、総合的な抗酸化能とスーパーオキシド(O2・-)に選択的な抗酸化能を区別して評価できる新手法を確立しました。
本研究は、抗酸化物質の特性をより精密に把握できる分析技術として、今後の食品・医療・環境分野への応用が期待されます。
