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地球学コースの原山智特任教授が令和5年度(第25回)秩父宮記念山岳賞を受賞しました。

2023年12月5日
地球学コースの原山智特任教授が令和5年度(第25回)秩父宮記念山岳賞を受賞しました。原山特任教授は、長年にわたり、専門である珪長質マグマの発生・上昇・固結過程の岩石学及び熱年代学的研究、陥没カルデラの形成に関する火山学及び構造地質学的研究、大規模火砕流の給源・火道に関する火山学及び岩石学的研究、火成活動史とテクトニクスに関する基礎的研究、山岳形成に関与する火成活動の基礎的研究等実施し、多くの論文を発表してきました。
特に、地球的にきわめて若い第四紀花崗岩である滝谷花崗閃緑岩(槍・穂高連峰の西に沿って分布)と黒部川花崗岩(爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳から黒部川にかけて分布)の研究を推進し、また、同時代に大噴火を起こした巨大カルデラ火山の復元から、北アルプス、槍・穂高岳地域の形成史に大規模カルデラの形成と侵食という新説を提唱した業績が評価されました。その他、山岳地域の地質図の編纂、それら成果をもとにした書籍の刊行や教育普及活動が評価されました。

【秩父宮記念山岳賞について】
秩父宮記念山岳賞は、山についてご造詣の深かった故秩父宮殿下及び同妃殿下の事跡を永く記念するため、山に関連する顕著な活動または業績にたいしてこれを表彰し、もって登山活動の奨励と山岳関連諸文化の高揚に資することを目的とし、平成10年に創設された賞です。
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