数学科 自然情報学分野

自然情報学分野とは

学問には,そして私たちを取巻く自然にはもともと境界などありません.数学,物理学,化学,コンピュータなどの分類は人間が「便宜上」作った分け方です.たとえば,自然界には「フラクタル」とよばれる,木やカリフラワーのように,一部を取り出すと自分自身の縮小コピーになっている図形が多く見られます(木の枝は,木全体の縮小コピーに見えるし,カリフラワーの一房は小さなカリフラワーに見える).フラクタルは物理の面からも数学の面からも研究することができますし,その際コンピュータも威力を発揮します.これは分野の枠を超えて発展した一つの例です.
自然情報学分野では,数学と物理とコンピュータを総合して取り出し「自然情報学」と名づけ,互いに有機的な関連のあるものとして学ぶことを目指しています.
この分野の教員紹介

中山 一昭

キーワード:可積分系,微分方程式,機械学習,数理物理学

乙部 厳己

キーワード:確率解析,確率偏微分方程式,無限次元解析

謝 賓

キーワード:確率論,確率解析,確率偏微分方程式

佐々木 格

キーワード:関数解析学,スペクトル理論,数理物理学,場の量子論
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