沿革
本学部は、2学科(数学科,理学科)7コース(数理科学,自然情報学,物理学,化学,地球学,生物学,物質循環学)から成る自然科学の基礎部門を受け持つ学部であります。
研究目的は自然界を支配する法則を実験的に、あるいは理論的に導き出すことであり、また、さらにその内容を深く究明することにあります。これは他大学の理学部と同様ですが、本理学部は地理的条件からくる特質をいくつかもっています。すなわち、豊富な自然にめぐまれ山岳や陸水の実験に適すること、宇宙線等の観測に適すること、また、自然と近くに接することによって真理を追求する姿勢と意欲を涵養できることなどです。自然の分野での基礎研究は、人間社会の未来を支えるものであります。
理学部沿革
年 |
内容 |
---|---|
1919 |
(旧制)松本高等学校設立 |
1949 |
信州大学(新制)が発足する 文理学部 |
1965 |
附属臨湖実験所を設置 |
1966 |
文理学部が改組され、理学部と人文学部を設置 |
1967 |
理学部物理学科に物性物理学講座を増設 |
1968 |
理学部地質学科に地質学講座を増設 |
1969 |
理学部化学科に物理化学講座を増設 |
1970 |
理学専攻科(数学専攻、物理学専攻、化学専攻、地質学専攻)を設置 |
1973 |
理学部地質学科に地球化学講座を増設 |
1975 |
理学部に生物学科(発生学講座、生理学講座)を増設 |
1976 |
大学院理学研究科(修士課程)(数学専攻、物理学専攻、化学専攻、地質学専攻)を設置 |
1976 |
理学部生物学科に生態学講座を増設 |
1977 |
理学部数学科に関数解析学講座を、生物学科に高地生物学講座を増設 |
1979 |
大学院理学研究科に生物学専攻を増設 |
1992 |
理学部地質学科に物質循環講座を増設 |
1993 |
理学部数学科に自然情報学講座を増設 |
1995 |
6学科制発足 |
1998 |
大学院理学研究科を廃止し大学院工学系研究科博士前期課程3専攻(数理・自然情報科学専攻、物質基礎科学専攻、地球生物圏科学専攻)を設置 |
1999 |
信州大学創立50周年 |
2002 |
理学部附属臨湖実験所を山地水環境教育研究センターに改称 |
2004 |
国立大学法人 信州大学となる |
2005 |
大学院総合工学系研究科(後期3年のみの博士課程)を設置 |
2006 |
山地水環境教育研究センターを廃止 |
2012 |
大学院工学系研究科を廃止し大学院理工学系研究科(修士課程)を設置 |
2015 |
6学科を2学科(数学科,理学科)7コース(数理科学,自然情報学,物理学,化学,地球学,生物学,物質循環学)に改組 |
2019 |
湖沼高地教育研究センターを設置 |