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医学科

公正研究推進講座(寄附講座) 専用サイト

教室の概要

信州大学医学部では文部科学省大学間連携共同教育推進事業として、2012年度から2016年度まで、研究者の行動規範に関するeラーニング教材を作成・配信してきました。現在、この取り組みは一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)に引き継がれ、360を超える教育研究機関・企業に利用されています(2022.2現在)。本講座はAPRINからの寄附を受け、研究公正と研究倫理に関する教育研究モデルを構築し、実践する目的で2019年4月に設置されました。

研究テーマ

 医学系の教育カリキュラムでは命に関わる生命倫理の他、病院等での現場で患者さんたちと向き合うためにも医療倫理は必須です。また、研究活動を推進する上で研究に協力してくださる研究対象者の方々や、動物を用いた研究を進める際に考慮すべき倫理というものも必要になってきます。また、こうした医学系研究でスタンダードとなっている倫理だけでなく、昨今では、研究者が研究活動を進める上での倫理観ということで、研究者倫理・研究公正というものも重要なものとみなされています。とりわけ、2015年4月に施行された文部科学省等の「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」をはじめとして、政府省庁の支援を受けて研究活動を進める際には、研究者倫理の教育は必須となっています。
 本講座の構成メンバーは、これまで文部科学省やJST、AMEDといった政府省庁の補助を受け、研究者の行動規範に関するeラーニング教材の全国的な展開に関わってきました。それらの教材により、基本となる「責任ある研究行為(RCR)」に関するものや、「人を対象とした研究」、「実験動物の取扱い」「バイオセーフティ」といった研究活動上の様々な局面で必須となる知識を習得することが可能です。最近では、生物統計に関する基本に関する教材や、海外の主要なジャーナルの投稿規程から研究成果の発表に際した注意事項を学ぶ教材も取り揃えています。その他、全国の研究機関からの依頼を受けた研究公正に関する講習や、信州大学の授業実践を通して、研究者倫理学修の適切な教育モデルを追究しています。

主な成果

講座ホームページを参照ください。
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/i-kousei/

スタッフ

教授 福嶋 義光(特任)
助教 樋笠 知恵(特定雇用)、片上 幸美(特定雇用)