看護学専攻は、科学的根拠に裏付けられた看護の専門的知識・技術を持ち、それらを実践の場で生かせる人材の育成を目指しています。
看護学専攻で学べることと卒業後の職域
看護学専攻演習風景
近年、めざましい高度先進医療の進展と、急速な少子高齢社会の到来により、保健医療福祉領域における看護の役割も拡大し、多様化してきています。このような状況の中で、看護学専攻では看護を目指すものにとって何よりも大切な人間の命の尊さを真摯に理解し、対象を尊重し、気遣い、思いやるこころを育てていきたいと考えています。また同時に、医療の高度化に伴って生ずる生命理論の問題にも対応できる、豊かな倫理観を培った看護職を育てていきたいと考えています。さらに、これらのことを基盤に、看護の専門的知識と技術を実践の場で生かすために、豊かな感性と限りない知への探求心に加えて、的確な判断力を持った、科学的根拠に裏付けられた看護が実践できる人材の育成を目指しています。
長野県は、自然が豊かで、日本一の長寿県でもあります。この地域の特性を生かして、看護学専攻では、病気を持つ人のみならず、健康な人や、老若男女すべての人々がよりよく生きることができるように「病院、施設、地域、在宅」において、幅広い視野を持ち、質の高い看護が提供できる人材を育成するための教育を展開しています。
卒業後は、看護師として国公私立病院等の医療機関へ就職するほか、保健師として市町村、保健所等の公的機関にも就職しています。さらに、助産師養成のための科目を選択すれば、助産師として国公私立等の病院・産院・町村等で活動できます。また、病院・産院での勤務経験を基礎として、助産院の開設者として地域母子保健の分野でも活躍することが可能です。
