コースについて
水環境・土木コースWATER ENVIRONMENT AND CIVIL ENGINEERING COURSE
水環境・土木コース概要
世界中の人々にとって安全・安心な生活環境をつくる
安心・安全で快適な生活環境の創造と健全な水循環システムの構築に関する教育・研究で社会に貢献します。入学後は、土木工学と水環境工学の基礎知識を身につけたのちに、都市計画、インフラ整備、水資源管理、防災・減災の方法などを学びます。特に、長野県内特有の寒冷地のインフラ、山間地の自然災害・環境保全、地方都市の地域課題に取り組む教育・研究に力を入れています。このような教育・研究を通して、社会と地域の発展のために活躍できる人、幅広い見識を持ち総合的な問題解決能力を有する専門技術者の養成を行います。

4年間の主なカリキュラム
1年次
一般教養・工学分野の基礎知識を身につける
- 水環境・土木工学ゼミナール
- 教養系科目(人文・社会、自然・技術、環境・健康)
- 数学(微分積分学、線形代数学)
- 物理学(力学)
- 英語
- エンジニアリング科目
- 水環境・土木工学基礎
- 教養系科目(人文・社会、自然・技術、環境・健康)
- 数学(微分積分学、線形代数学)
- 物理学(力学)
- 英語
- エンジニアリング科目
2年次
水環境・土木分野の専門知識を身につける
- 基礎水理学
- 構造力学
- 土の力学
- 計画数理
- 材料基礎
- 水環境化学
- 解析力学
- 応用数学Ⅰ
- 応用水理学
- 水保全工学
- 水文・水資源学
- 水資源分離材料科学
- 構造解析学
- 地盤の力学
- 土木計画学
- 空間情報学
3年次
より高度な専門知識を習得し、研究方法の基礎を学ぶ
- 総合演習
- 水環境実験
- 土木実験
- 空間情報実習
- 水処理工学
- コンクリート工学
- 都市計画
- 環境デバイス科学
- 地圏環境学
- 環境概論
- 防災システム論
- 地震・耐震工学
- 上下水道工学
- 鋼構造・橋梁工学
- 交通工学
4年次
学んだ専門知識を活かし、研究に取り組む
- 卒業研究
卒業研究のテーマ例
- 土系舗装の強度・変形特性に及ぼすセメント量の影響
- 現場組立が容易な仮橋のパネルレイアウトが耐荷力に及ぼす影響
- 自動車通行実績情報を用いた道路交通規制に伴うドライバーの経路選択行動の変化とその要因
- 水害時アンケート結果に基づく防災意識と避難に関する課題の抽出
- 膜処理と嫌気性生物処理を融合させた新型水処理装置の開発
- バイオマスを原料にした機能性炭素材料の合成と特性評価
ピックアップ科目
水保全工学
水環境汚染の実態と、対策や政策、保全方法を学びます。気候変動や少子高齢化などの社会問題に伴う現代型の水環境問題を学習し、それらの解決策を議論できる能力も身につけます。
水文・水資源学
水文循環の基本的性質、降水や河川流量などの変動、人間活動や気候変動との関係、水資源の利用や水害への対応、さらに自然環境や社会・文化との関係について学びます。
都市計画
都市は環境や観光、災害等、多様な分野と関連します。他分野との関連性を踏まえつつ、都市が抱える問題や計画手法等を学習。持続可能な都市とするための方法論等を学びます。
防災システム論
自然災害の予測や被害を軽減するためのシステム構築の基礎的事項を講述します。自然災害の特徴や要因を考察し、防災や減災のために払われている努力について学びます。
目指せる職業・進路
- 建設会社(ゼネコン)
- インフラ系(鉄道・道路・電力・ガス・上下水道等)
- メーカー系(自動車・機械・プラント・水処理等)
- 水環境系・土木系コンサルタント
- シンクタンク
- 公務員(国・自治体)
- 教員
- 進学(大学院修士・博士課程) など