コースについて
先鋭融合コースPIONEERING FUSION ENGINEERING COURSE
先鋭融合コース概要
異なる分野を融合する
これまでにない学びと研究を実践
多様な専門分野の技術と知識を融合した教育・研究を行うコースです。まずは入学前後に行われるガイダンスで基幹9コースの特徴を理解。1年次後期にメジャー、3年次進級時にサブメジャーとなるコースをそれぞれ選択します。3年次前期に研究室に配属され、卒業研究となる融合研究テーマを選びます。卒業研究の中で企業でのインターンシップや海外留学などに参加する機会もあり、複数の専門分野の融合がいかに社会に求められているかを理解し、革新的な研究や技術開発に対応できる研究者・技術者を目指します。

2つの分野を同時に学べる先鋭融合コース。
メジャーコースとサブメジャーコースを融合させた新奇で創造的な研究を提案し、指導教員との議論のもとで実施できます。
宇宙や空を簡単に飛ぶモビリティを
つくりたい
宇宙や空のモビリティは人類の活動領域を拡大し、社会を豊かに変革します。実現のためには、設計、材料、電装品など多くの最先端工学が必要です。「機械物理コース」と「電気電子コース」の組み合わせでは、これらの研究の基礎となる最新の工学知識や技術を習得できます。
先鋭融合研究(卒業研究〜修士研究)
- 燃費や打ち上げコストを低減させる軽量かつ高強度な材料の開発
- ︎生物を模倣した新しい飛翔メカニズムの研究
- ︎航空機システム電動化のための装備品の開発


就職先
素材メーカー/航空関連メーカー など
カリキュラムモデル
- 機械物理コース科目
- 電気電子コース科目
1年次
- 材料力学I
- 機械設計製図I
2年次
- 熱力学I
- 熱力学II
- 機械力学I
- 機械力学II
- 制御工学I
- 材料力学II
- 工業材料学I
- 機械設計製図II
- 機械設計
3年次
- 流体力学I
- 流体力学II
- 制御工学II
- 航空宇宙流体力学
- 熱流体シミュレーション工学
- 電子回路
- 電気電子計測
- 電気機器I
- パワーエレクトロニクス
- 電磁波工学
- 電気機器II
4年次
- 融合研究に必要な
選択科目
玄関や駐車場の雪かき、屋根の雪下ろしの負担を軽減したい
「水環境・土木コース」と「情報デザインコース」の融合により、災害に強く快適な街を実現する次世代インフラ(スマートインフラ)や、IoTを活用し進化する社会基盤整備(建設DX)に貢献できます。社会インフラの課題を情報技術で解決できる次世代技術者を育成します。
先鋭融合研究(卒業研究〜修士研究)
- 画像解析による自動融雪制御システムの開発と評価
- 積雪状況を判定するための画像処理(認識)プログラムの開発
- 効率的な運転を行うための制御システムの開発


就職先
建設分野/建設機材メーカー/地方自治体 など
カリキュラムモデル
- 水環境・土木コース科目
- 情報デザインコース科目
1年次
- 水環境・土木 工学基礎
2年次
- 基礎水理学・基礎水理学演習
- 土の力学・土の力学演習
- 構造力学・構造力学演習
- 計画数理・計画数理演習
- 応用水理学
- 地盤の力学
- 構造解析学
- 土木材料学
3年次
- コンクリート工学
- 環境材料学
- 土木実験
- 地盤工学
- 鋼構造・橋梁工学
- 地震・耐震工学
- アルゴリズム基礎
- ディジタル通信システム
- 情報数学
- 信号処理
- 形式的システムモニタリング
4年次
- 画像処理
- 人工知能
- 融合研究に必要な
選択科目
その他の組み合わせによる融合研究の例
MAJOR
SUB MAJOR
製薬開発のプロトコールの最適化を実現したい
土砂災害を事前予測するための超低電力センサを作りたい
次世代半導体デバイスの設計、作製工程を学びたい
老朽化によるトンネルや橋梁の損傷事故を防止したい
未利用地域産材(主に木材)を用いた建材を開発したい
次世代スマート見守りシステムを作りたい
未来の生活空間やスマートホームを実現したい
4年間の主なカリキュラム
1年次
境界領域分野の社会に
おける必要性の理解と
メジャーコースの選択
新入生ゼミナール
エンジニアリング科目
2年次
メジャーコースの
専門科目の履修と
サブメジャーコースの検討
先端融合イノベーション論
融合研究探求
3年次
サブメジャーコース
科目の履修と
早期研究室配属
融合研究ゼミナール
(プレ卒研)
4年次
メジャーコースと
サブメジャーコースを
融合した境界領域研究
卒業研究
※その他の科目はメジャーとサブメジャーの組み合わせによって変わります
3年次以降の活動
早期の研究室配属
先端融合コースでは3年次から研究室に配属され、分野を融合して解決が求められる課題に挑戦できます。配属された研究室で行われる融合研究ゼミナール、他分野の教員とも相談して進める融合的な研究テーマに必要なサブメジャーや他コースの履修など、4年次からの本格的な卒業研究につなげます。
インターンシップ・海外留学
社会的課題を見据えた融合的な研究テーマを進めるためには、主指導教員のもとでの研究活動のほかにも、学外でのさまざまな研究活動も役に立つケースが珍しくありません。企業や海外の大学との共同研究を積極的に進めている研究室では、研究テーマに関連する企業でのインターンシップや、海外での研究留学を卒業研究の一環として経験できます。
ピックアップ科目
先鋭融合イノベーション論
複雑かつ予測困難な現代社会において、新しい考え方やアイデア、システムなどを創造するために必要な事例や理論をはじめ、さまざまな分野における具体化プロセスを学びます。
融合研究探求
メジャーコースの研究室を見学し、融合研究のテーマを模索するプロセスをサポートします。研究室の設備や研究内容に触れ、主指導教員候補とのディスカッションを実施します。
融合研究ゼミナール(プレ卒研)
主指導教員の指導を受けながら融合的テーマを設定し、研究活動を体験します。学生が主体的に研究の準備を進め、専門知識を習得しつつ研究への理解を深める環境を提供します。
目指せる職業・進路
- 大学院に進学したうえで異なる専門分野を統合し新たな技術や製品を生み出すような技術開発リーダー
- 次世代の産業インフラ等の技術開発に貢献するようなイノベーター
- 次世代の技術革新を牽引する研究者や技術者を目指すような人材 など