コースについて

環境・エネルギー材料コース

ENERGY AND ENVIRONMENTAL MATERIALS COURSE

環境・エネルギー材料コース概要

最先端の材料化学を学び、持続可能な社会の実現に貢献する

環境問題やエネルギー問題を解決するために求められる最先端の材料化学を学べます。諸問題を根本的な解決に導くため、既存の物質や材料に対する常識を刷新。原子や分子を巧みに操作する技術や、さまざまな元素を組み合わせる技術、異種材料を接合する技術を得られます。創・蓄・省エネルギー材料の開発や、クリーンエネルギー生成技術、安全な水・食料・資源を確保するための新材料の開発に取り組み、研究を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。

4年間の主なカリキュラム

1年次

化学に関する基礎知識を身につける

前期
  • 環境・エネルギー材料ゼミナール
  • 水環境・土木工学概論
  • 物質化学概論
  • 数学(微分積分学Ⅰ)
  • 数学(線形代数学Ⅰ)
  • アカデミック・イングリッシュ・フェイズⅠ
  • クリティカル・リーディングⅠ
後期
  • 物理化学Ⅰ
  • 無機化学Ⅰ
  • 有機化学Ⅰ
  • 数学(微分積分学Ⅱ)
  • 物理学(力学)
  • アカデミック・イングリッシュ・フェイズⅡ
  • クリティカル・リーディングⅡ

2年次

材料化学に関する専門的な知識や実験技術を学ぶ

前期
  • 物理化学Ⅱ
  • 無機化学Ⅱ
  • 有機化学Ⅱ
  • 分析化学Ⅰ
  • 生物化学Ⅰ
  • 基礎化学実験
  • 水資源分離膜技術
後期
  • 物理化学Ⅲ
  • 無機化学Ⅲ
  • 有機化学Ⅲ
  • 分析化学Ⅱ
  • 化学工学Ⅰ
  • 物理化学・無機化学実験
  • 水の化学
  • ナノ結晶材料

3年次

新材料の開発に必要なより高度な知識の習得と実践力の向上

前期
  • 量子化学
  • 高分子化学
  • 有機化学・生物化学実験
  • 化学工学Ⅱ
  • 無機機器分析
  • 水処理工学
  • 環境材料科学
  • 基礎水理学
後期
  • 環境・エネルギー材料実験
  • マテリアルズインフォマティクス演習
  • 無機材料物性
  • 触媒化学
  • 水文・水資源学
  • 応用水理学

4年次

これまでに学んだ最先端の材料化学による新材料の開発に取り組む

前期
後期
  • 環境・エネルギー材料演習
  • 卒業研究

卒業研究のテーマ例

  • 光触媒材料を用いた人工光合成系の構築
  • 機能性無機結晶材料を用いた環境浄化用吸着剤の開発
  • 新しい電池材料を用いた蓄電技術の開発
  • ナノ材料を用いた新しい水分離膜の開発

ピックアップ科目

環境・エネルギー材料実験

教員の研究事例やトピックスを題材として、環境問題やエネルギー問題を解決するための最先端の材料の開発に必要な、より高度かつ専門的な実験技能を習得できます。

水資源分離膜技術

世界の水資源の現状を踏まえ、水分離膜の原理や特性、水処理プラントへの応用を最新技術とともに学べます。持続可能な社会の実現に不可欠な水処理技術を学びます。

触媒化学

重化学工業や一般生活において重要な役割を果たしている触媒について、反応速度論を基礎として、実用化された触媒の原理や構造、およびその反応例について学びます。

ナノ結晶材料

ナノの世界で、ナノ結晶化すると新たな触媒活性や量子ドットの発光など独自の興味深い性質が現れます。ナノ結晶の構造の基礎から最新のナノ結晶材料の応用まで学びます。

目指せる職業・進路

  • セラミック材料関連の開発技術者
  • 電池材料関連の開発技術者
  • 自動車の素材関連の開発技術者
  • エネルギー材料関連企業の研究開発技術者
  • 環境関連化学の技術者
  • 水処理分野の技術者
  • 教員
  • 公務員
  • 進学(大学院修士・博士課程) など