コースについて

情報サイエンスコース

COMPUTER SCIENCE AND MATHEMATICAL INFORMATICS COURSE

情報サイエンスコース概要

計算科学とデータサイエンスで、未来を支える技術を創る

データと計算の力を活用し、社会課題の解決に貢献する技術を創造できる人材を目指します。そのために、数理モデル、アルゴリズム、データ解析、最適化、情報理論、セキュリティなどの計算科学やデータサイエンスに関する知識と技術を学べます。これらを活かし、AIを用いたデータ分析、数理最適化、誤りを抑えたデータ通信、計算効率を向上させるアルゴリズムの設計、セキュアな情報処理、大規模データ解析を研究テーマとして取り組み、未来の社会を支える技術の創出を目指します。

4年間の主なカリキュラム

1年次

情報分野の学びに必要な基礎知識を身につける

前期
  • 情報サイエンスゼミナール
後期
  • 基礎数学
  • 数理決定概論
  • プログラミング言語Ⅰ
  • 計算科学基礎

2年次

専門的な知識を学びながら、実践的なスキルを養う

前期
  • 応用数学Ⅰ
  • 応用数学Ⅱ
  • 情報サイエンス実験Ⅰ
  • アルゴリズム基礎
  • ディジタル通信システム
後期
  • 論理回路設計
  • プログラミング言語Ⅱ
  • 情報数学
  • アルゴリズムとデータ構造
  • オートマトンと言語理論
  • 信号処理
  • 形式的システムモデリング

3年次

より高度な知識の修得と実験などを通じた専門性と応用力の向上

前期
  • 情報サイエンス実験Ⅱ
  • 情報理論
  • 数理論理
  • 数値計算
  • プログラミング言語論
  • 応用プログラミング言語
  • 人工知能
  • 画像処理
後期
  • 情報数理特別講義
  • 情報サイエンス実験Ⅲ
  • 待ち行列理論
  • 最適化
  • 符号理論
  • 情報セキュリティ
  • 言語処理系
  • データマイニング

4年次

これまでの経験を活かし先端的なテーマによる研究活動に取り組む

前期
後期
  • 卒業研究

卒業研究のテーマ例

  • 地理的要件と道路情報を事前学習したGPTによる多地域対応型避難ルート情報提示と避難ルートの事前検討
  • 機械学習を用いたWebアプリケーションファイアウォールの攻撃検知とルール生成に向けた初期的試み
  • ビンパッキング遷移問題の計算複雑性の解明に向けた研究
  • RAdam使用時のNNモデルの汎化性能とロバスト性能の調査
  • PORC-OFDM技術を用いた可視光ビーコンガイドシステムの検討

ピックアップ科目

アルゴリズム基礎

アルゴリズムとデータ構造を学び、計算の効率性や実行時間を解析する力を養います。プログラミング演習で、実際に使えるアルゴリズムを設計・選択する力を身につけます。

人工知能

AIの基礎理論と応用技術を学びます。探索アルゴリズム、確率推論、強化学習、機械学習を通じ、AIの判断や学習の仕組みを理解し、問題解決への応用力を養います。

情報セキュリティ

ネットワークやアーキテクチャ等の情報サイエンス基礎技術を俯瞰的に学習し、セキュア開発・運用の考え方と、問題解決のための暗号、情報セキュリティ関連技術を習得します。

最適化

最適化の基礎を学び、計算科学やAIに応用する力を養います。線形計画法、進化計算、多目的最適化を学び、演習を通じて実践的な問題解決力を身につけます。

目指せる職業・進路

  • ITシステム・ソフトウェア
  • 通信・ネットワーク
  • 電機・電子・精密機器
  • 製造・機械・装置
  • 電力・エネルギー
  • 流通・小売
  • 放送・メディア
  • 公共・インフラ・交通
  • 会計・行政系ITサービス
  • エンターテイメント
  • 教員
  • 公務員
  • 進学(大学院修士・博士課程) など