担当授業

学部授業大学院授業

学部授業

ディジタル通信システム(2年次)

パソコンやスマートフォンなどの情報通信機器が広く普及し、より高速・大容量・高品質な情報通信へのニーズが年々高くなっています。電子メールや静止画・動画といったディジタル情報だけでなく、音声などのアナログ情報一括して効率良く送受信できるディジタル通信システムの進歩は目覚ましものがあります。携帯電話システムや無線LANシステム、地上ディジタルテレビ放送システムなど、さまざまなディジタル通信・放送システムが普及していますが、これらシステムを効率良く運用するためのディジタル通信技術は共通している部分が多いです。本授業では、数学や物理学の基礎知識と関連付けながら、システムを構成する各種ディジタル通信技術の原理を学ぶことで、普段から何気なく利用しているディジタル通信システム全体の処理の流れや仕組みを本質から学ぶことを目的としています。
【教科書】なし(自作の講義資料を使用)
【参考書】和保 孝夫 編著「はじめて学ぶ情報通信」コロナ社

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電波法規(3年次)

無線通信では、複数の人が同じ周波数の電波を使うと混信が発生するため、自分勝手に自由に電波を使うことはできません。そのため、国際的・国内的にも約束事が必要になってきます。国際的には1906年に国際無線電信連合が設立され、国内的には1915年に無線電信法が制定、1950年に電波法となり現在に至っています(教科書の「まえがき」より抜粋)。特殊無線技士の国家試験の試験科目は「無線工学」と「法規(電波法規)」です。本授業では、電波法規を中心に学習するとともに、無線工学についても復習します。
【教科書】和保 孝夫 著「やさしく学ぶ 第一級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)」オーム社

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大学院授業

無線信号処理特論

パソコンやスマートフォンなどの情報通信機器が広く普及し、より高速・大容量・高品質な情報通信へのニーズが年々高くなっています。携帯電話システムや無線LANシステム、地上ディジタルテレビ放送システムなど、さまざまなディジタル通信・放送システムが普及していますが、これらシステムを効率良く運用するためのディジタル無線技術は共通している部分が多いです。『効率』は大きく分けると2種類あります。少ない電力で遠くまでデータを伝送する『電力利用効率』と、一度に大量のデータを伝送する『周波数利用効率』です。本授業では、数学や物理学の基礎知識と関連付けながら、コンピュータシミュレーションを通して、各種ディジタル無線技術の無線信号処理方法を理解することを目的としています。また、シミュレーション結果を用いて現象を解析・説明する能力を身につけることを目的としています。
【教科書】神谷 幸宏 著「MATLABによるディジタル無線通信技術」コロナ社
【参考書】髙畑文雄,前原文明,笹森文仁 著「ディジタル無線通信入門」電波技術協会

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